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徽宗皇帝のブログ

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中東大戦争の可能性
「陽光堂主人の読書日記」から転載。
欧米政府が後押ししている自由シリア軍(傭兵テロ組織)にシリア政府が頑強に抵抗し続けているのは驚異的だが、それだけシリア国民の民意は政府支持であるのだろう。それはシリア国民の知的水準の高さを示していると言える。欧米の文化侵略・経済侵略を喜んで受け入れている日本国民とは対照的である。
下記記事は、イスラエルの「参戦」でそのシリア情勢が激変する可能性を述べている。イスラエルはそのテロ国家の本性をこうしてむき出しにしてきたわけだが、ロシアがシリアを擁護し、欧米がイスラエルを支持するとなると、確かに中東大戦争、そして広い意味では世界大戦の可能性も出てきたわけだ。
暴言を言わせてもらえば、ロシアがイスラエルに原爆を数発落としてこのテロ国家を地上から消し去ってくれれば、世界平和に対する最高の貢献になると私は思っているのだが、「正しい戦争など無い」というのが私の基本理念なので、あまりそういうことは言わないでおこう。もう言ったけど。


(以下引用)



イスラエルの暴走で中東大戦争の危機


 5月5日の未明、イスラエル軍がシリアの軍事研究施設やダマスカス空港を空爆した模様です。同様の攻撃は1月30日と、5月2日から3日にかけて行われており、これで3回目です。

 これまで隠忍自重してきたアサド政権は報復に出る可能性を示唆しています。さすがに頭にきたわけですが、後ろ盾になっているロシアが許可するかどうかです。

 ロシアはイスラエルを牽制するために国境付近まで戦闘機を飛ばしたりしていますが、イスラエル側は本格的な戦争になってもよいと考えているようです。真に困った国で、中東の癌とでも言うべき存在です。

 我国の電力会社はイスラエルの「マグナBSP社」に警備を任せており、電力会社は詳細を明かすことを拒んでいます。東京電力福島第一原発事故はこの会社が仕掛けたという説もあり、これが本当なら我々も多大な被害を受けていることになります。

 戦争国家イスラエルは米国が武力介入してくれることを望んでいますが、オバマ政権は慎重姿勢を崩していません。シリアで起きている不祥事は殆どが反政府勢力によるもので、CIAは非合法工作に従事していますが、金欠の米国政府は大規模な戦争を行う余裕はありません。

 「それなら無理矢理引き込むまでだ」と考えたイスラエルは、強硬路線を採ることにしました。一連のシリア攻撃は、米国の事前承認を得ずに行われているようです。「時事ドットコム」は、本日付で次のように報じています。(http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013050600028)

   米国に事前通報せず=シリア空爆でイスラエル

 【ワシントン時事】ロイター通信は5日、イスラエルによるシリア空爆について、米国への事前通報はなかったと報じた。米情報当局者の話として伝えた。この当局者は、イスラエル側は攻撃を加えた場合、原則として「事後」に通知してくると述べた。

 空爆は、シリアの隣国レバノンのイスラム教シーア派武装組織ヒズボラへのミサイル移送阻止を狙ったものとされる。ホワイトハウスのアーネスト副報道官は5日、「ヒズボラの脅威に対するイスラエルの懸念はもっともだと大統領は(スペイン語放送局とのインタビューで)語った」と指摘し、事実関係の確認を避けつつ、イスラエルの立場に理解を示した。

 米国は金融ユダヤ勢力に支配されていますから、イスラエルが事後報告の形しか採らなかったとしても不思議ではありません。米国にとって面目丸潰れの実態を敢えて明かしたのは、とばっちりを避けるための措置です。

 米国が本気になって和平に動き出せば、イスラエルは従わざるを得ませんが、そこまではできないようで、何とも情けない「超大国」です。日本はその米国の属国ですから、電力会社も政府もマグナBSP社に楯突くことなどできないのでしょう。

 シリアとイスラエルの間で戦争が起きれば、イランも加わって中東大戦争に発展します。そうなれば原油の大半を中東に頼っている我国の経済は大打撃を受けることでしょう。浮薄なアベノミクスも、一夜にして吹っ飛んでしまいます。(憲法改正にはお誂え向きの状況ですが…)

 現在、水面下で激しい駆け引きが行われており、ロシアの動向が鍵を握っています。プーチンはどのような判断を下すのでしょうか?
 



(追記)「ロシアの声」から転載。シリアが「アメリカ」に対して警告を送ったのが面白い。イスラエルとアメリカが同じ穴の狢であることが丸分かりである。しかも、その警告を「ロシア」経由で送ったというのも面白い。シリアの「後見人」がロシアであるということを明らかにしているわけだ。


(以下引用)


アサド大統領:イスラエルのシリア再攻撃は宣戦布告とみなす

6.05.2013, 15:54
印刷する知り合いにメールで教えるブログに書く
Израиль армия танк солдат на границе с Сирией Сирия Израиль
Photo: EPA

シリアのアサド大統領は、ロシア経由で米国に書簡を送り、イスラエルがシリアに新たな攻撃を行った場合、シリアは即刻報復する可能性があると伝えた。クウェートの新聞が6日、伝えた。

アサド大統領に近い筋によると、アサド大統領は、ロシア経由で米国に送った書簡に対する回答を、24時間以内に待っていると旨をロシア側に伝えたという。書簡には、イスラエルが敵対行為を繰り返した場合、それは宣戦布告とみなされ、事前通告なしに報復攻撃が行われると記されているという。

なお、インターファクス通信は、アサド大統領がロシア経由で米国にそのような書簡を送ったとの情報について、在シリア・ロシア大使館はコメントしていないと伝えた。

 インターファクス


















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