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徽宗皇帝のブログ

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今や日本の99%は急進的社会改革派(=「左翼」)である……か?(笑)
「阿修羅」の或る記事に対するコメント群が、現在の阿修羅の読者層(まあ、その中でも闘争的な連中だろうが)を良く示しているかと思うので、コメント欄込みで転載する。実態を示すために、コメント01から21まで取捨選択無しに転載するが、中には言語的汚物としか言いようのない汚ならしいコメントも多数あるので、不快に思ったら読むのを中断なさればよい。我慢して読めば、それなりの収穫はあると思う。

(ブログ管理会社の画面編集方法が変更されたために、コメント欄の転載が編集画面とまったく違う、奇妙なものになったので、残念だがコメント欄の転載は割愛する。まあ、カットして惜しいような内容のものは少なかったのだが。)


私自身、どちらかと言えば「現状改革派(=左翼)」に属する人間だと思うのだが、現在の言論状況では「現状維持派(=右翼)」の方々も政治への怒りを持って改革派的発言をすることが多い。そこで本来の左翼・右翼の位置づけが滅茶苦茶になっているわけである。つまり、どちらも「自分は愛国者である」と思っているから「敵対者=左翼」あるいは「敵対者=右翼」というレッテルをなすりつけ合うことになる。
水野参事官が「政府のする事に反対する連中、或いは政府のする事に素直に従わない連中=左翼」というレッテルを貼ったのは、つまり彼の頭の中には自らを「現状から利得を得ている層やその配下=右翼」であるとする認識が無意識のうちにあったのではないかと私は愚考するわけだが、現在の日本の状況では「現状から害を受けている人間=99%」であるのだから、そういう人間が発言すれば、すべて「現状改革派(=左翼)」に分類されることになるわけだ。





(以下引用)



室井佑月 「右じゃなければ左なの?」〈週刊朝日〉 
http://www.asyura2.com/13/senkyo149/msg/834.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 6 月 26 日 16:20:00: igsppGRN/E9PQ

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130626-00000006-sasahi-soci
週刊朝日 2013年7月5日号

「左翼のクソども」と発言した復興庁の水野靖久参事官の処分が決定した。自身もネット上で「左翼」や「在日」と書き込まれているという作家の室井佑月氏は、右翼か左翼かの二元論で物事をとらえる日本の現状に苦言を呈する。

*  *  *

 6月14日付の東京新聞に、「役所に盾突く人=左翼」という見出しの記事が載っていた。

 原発事故の被災者支援を担当する復興庁の水野靖久参事官は、「どうする? 放射線による健康被害への対応」という集会に国側の説明者として出席し、終わった後、個人のツイッターに、「左翼のクソどもから、ひたすら罵声を浴びせられる集会に出席」と書き込んだ。

 実際は、水野氏が罵声を浴びせられることはなかったという。けど、そこはどうでもいい。罵声があがったとしても、当たり前だしな。その理由については最後に書く。

 問題なのは、国と違う意見をいう人が左翼と決めつけられること。放射線の健康被害を心配したら、左翼なの? すげぇな。国民はみんな、右か左に分かれてるってか。

 あたしもネットなどで、左翼または在日だと書き込まれている。自分の名前で検索してみると、在日という言葉がすぐ出てくるぐらいだ。なんでも小説で在日の女性の話を書いたことがあるから「認定」なのだそうだ。

 あの~、コラムと小説の違いって知ってます? あたしが日本人であることは調べりゃすぐわかるし(大事なのはそこじゃないと思うし)、右とか左とか、これまで生きてきて考えたこともない。

(くだらないなぁ)

 そう思ってずっと放置していた。しかし、無視していたらヤバいことなのかも。だって、それらの言葉はごく一部の人たちにとって最高の悪口で、その言葉を使うことで仲間内でやたらと盛り上がる。少数だが、声がデカい。それを許していたら、この国の穏やかな人たちは、レッテルを貼られるのが厭(いや)で自分の意見をいえなくなる。

 すぐに消されたが、安倍首相もフェイスブックに、「(街頭演説の)聴衆の中に左翼の人達が入って来ていて」などと書いたらしい。

 街頭演説を野次った人たちの中には、TPP反対の人も消費税増税反対の人も原発反対の人もいただろう。狙いがあっての発言か、それともわかっていないのか。どっちにしろ怖いことだ。

 最後に、国の集会で罵声があがるのも仕方ないって話。国側はうちら国民の意見を聞いてるようで、聞いちゃいない。聞く気もない。国民との話し合いの場を作ったという事実が必要なだけ。ネットに出回っている「第38回全国公害被害者総行動デー」の様子をごらんください。これを観れば、原発事故後、ほんとうに起きていることがわかるから。

 そうそう、昨年6月に成立した「子ども・被災者支援法」の担当だった水野氏は、基本方針の策定が1年間放置されていることについて、「白黒つけずに曖昧なままにしておく」と、堂々とツイッターに書いていた。

 


 



 

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