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徽宗皇帝のブログ

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前車(韓国)の覆るは後車(日本)の戒めなり

「株式日記と経済展望」より転載。
「社会主義」という言葉を肯定的に使っているブログ記事を初めて読んだ気がする。それがどちらかと言うと右寄りの論者かと思っていたTORAさんの言葉なのだから驚きだ。しかも、その社会主義の理解の仕方が、非常に素晴らしい。ほとんどTORAさんは社会主義者(マルキシズムではない)になったのか、と思われるほどだ。

さて、その「株式日記」に引用されていたMGRブログというブログには現在の韓国の悲惨な経済状況が道破(ずばりと言う)されているが、これがTPP締結後の日本の姿になることは言うまでもない。日本国民の完全な産業奴隷化だ。
ACTAや人権救済法案が、国民奴隷化に反対する批判の声を押し潰すための布石であることも言うまでもないだろう。つまり米国の「愛国者法」と同じく、権力に逆らう者は犯罪者として処罰するということが、これから露骨に行われるわけだ。ブログなどでの発言も厳しく監視されるだろう。いや、すでに監視されており、一斉摘発の時期を虎視眈々と待っているだろう。さて、その時になっても日本国民は立ち上がらないのだろうか?

最後に一言。

「日本は世界で唯一成功した社会主義国家である」という冗談が日本の高度成長期によく言われたのだが、これは冗談でも何でもなく、真実だったのである。
官僚が「護送船団方式」で国家の経済計画を実行し、労働者の権利が労働三法で守られ、企業の利益が労働者にも適正に配分されたからこそ、日本は「一億総中流化」に成功したのである。「一億総中流化」は実は地上の天国であったことが、今になってやっと分かるだろう。これを「社会主義」と言うのだ。にもかかわらず、「社会主義」の名前だけで頭から拒否する人が多すぎる。
何度も言うが、「社会主義=マルキシズム」ではないのだ。社会主義は何もマルクスの専売特許ではない。彼が否定した「空想的社会主義」こそが、日本が実現した「一億総中流化」の姿に近い。


(以下引用)*略した部分は元記事参照。なぜ略したかと言えば、その部分はヘイトスピーチであり、私は同じアジア人へのヘイトスピーチが嫌いだからだ。もちろん、相手の攻撃に対して反撃することが必要な場合もあるだろうが、感情論はお互いへの憎悪しか生まない。憎悪に対する憎悪の拡大再生産など、殺し合いでしか終わらないだろう。



韓国人は働いても働いても、利益は全て外国人が吸い上げて行ってしまい、国民はまったく豊かになれません。おまけに独自技術を持たないパクリ国家なので、韓国最大企業サムスンだってやってる事と言えば「日本から部品を輸入して、日本から輸入した組み立て機械を使って、賃金の安い外国人労働者に組み立ててもらう」という事で、韓国人イラネって感じですし。しかもウォン安を利用して馬鹿げた低価格で外国へ輸出して、利益が減った分のしわ寄せは全て韓国国民へ。もはや、官民一体となって自国民を殺しに来ているとしか思えない。

韓国人の労働者は、40代で早くもリストラ対象(つうか、定年?)として肩を叩かれますし、20代の若者の失業率が20%を超えているのです。アルバイトの時給は300円しか無いのに、物価は日本と大差ない。おまけに最低賃金を真面目に守ってる企業すらもほとんど無い。

家計の負債はうなぎのぼりで、貯蓄率は激減して行く。貯金をする暇もなく、借金に次ぐ借金でどうにか日々の糧を得ている・・・とまあ、そういう状況なのです。自殺率世界一も納得の環境。

韓国の国民の実質賃金が減少する中、国内市場の寡占化や通貨安、それに法人税減税で損をさせられ、サムスンなど大手企業の純利益だけが最大化され、外国人投資家に巨額配当金が支払われる構図になってしまいました。
1%の資本家、つまり資本主義の悪魔だけが儲かる、悪夢の構造改革が成し遂げられた国。これがその末路です。

(中略)

と、既に死んでいるゾンビ韓国に、資本主義の悪魔は更に追い打ちを掛けます。血も涙もありません。それが、米韓FTA(自由貿易協定)なのです。
米韓FTAにはTPPにも含まれる毒素条項、ラチェット規定(一度緩和された条件は、今後何があっても元に戻せない)やISD条項(外資系企業がその国の法律などで不利益を被った時、相手国政府を訴える事が出来る仕組み)などが含まれています。これらの規定は『国内法よりも優先されてしまう』為、例え憲法に反するような事でも受け入れなければなりません。まさしく、国家主権を取り上げる為の条項です。

とっくにどうしようもない状況になっているのに、こんなもんまで締結されてしまい、今、韓国では法律がガンガン改正されて行っています。いざ米韓FTA発効!となった時、悪魔のボロ儲けの障害になるような法律があっては困りますから。
韓国人の生活は、これから更に厳しくなります。行き着く所まで行ってしまった・・・と言うしかないでしょう。

例えるなら、養殖場みたいな物ですね。

資本主義の悪魔たちが家畜化した人間を飼育する、ブロイラー工場状態。後は、死ぬまで絞り取られるだけ。韓国人は生かさず殺さずで、グローバル資本に富を吸い上げられるだけの人生を送る事になるのです。

これが国民主権を持つはずの、民主主義国の姿なのでしょうか?こうなってしまっては、韓国人が選挙でどんな政権を選んでも無駄なので、民主主義国家とは呼べなくなるでしょう。共産主義国の強制労働に、限りなく近い状態になります。国ごと奴隷化してしまったという事です。

(後略)

*以下TORAさんの「私のコメント」より


グローバル経済では1%の豊かな人と99%の貧しい人に分かれて行き、99%の人は家畜のように一生働きづめでも豊かになれず、1%の豊かな人は株の配当だけで遊んで暮らせるようになります。それが新自由主義経済の実態であり、日本が5%の失業率で済んでいるのは、日本が社会主義国家として成功した先進国だからだ。でなければ20年間もゼロ成長で耐え切れるわけがない。
社会主義というのは所得の再分配で貧富の差を無くして社会を安定させる政策ですが、1%金持ちにはこのような政策は受け入れられない。日本でも1%の人と99%の人の問題がありますが、明治維新でも廃藩置県や士族の解体は社会主義革命以上の革命ですが、士族は甘んじてそれを受け入れた。もちろん不平士族が西南戦争を起こしましたがそれだけで済んだのが奇跡だ。
しかし中国などを見れば文化大革命のような内乱が起きて大殺戮が行なわれる。結局は1%の富裕層の意識の問題ですが、富を独占しようとすれば貧しい奴隷的庶民は反乱を起こして貴族や王様を断頭台に送る。社会主義を受け入れるかどうかはその国の民度にもよりますが、金持ちが強欲で富の独占に拘れば革命騒ぎが起きるでしょう。
日本や北欧諸国は民主主義と王政とが両立していますが、そのような国で無いと社会主義は成り立たないのでしょう。北欧で例外的なのはドイツですがなぜ王政と民主主義が両立できなかったのだろうか? ヒトラーのような野蛮な人物が出てきて大殺戮まで起こすような事態となりましたが、ドイツ人の非寛容さが仇になっているのだろう。
MGRの記事にもあるようにアメリカは、「世界一のGDPを誇るアメリカの、おおよそ35%もの資産が、たったの上位1%の手にに集中している現状を、みなさんはご存知でしょうか?低所得者層がゴミのようだぜ。」とありますが、アメリカの支配階層は強欲であり富を独占して、国民健康保険制度のような社会主義的な政策を受け入れない。このような1%と99%の階級対立が血で血を洗うような凄惨な内乱と革命をもたらすのであり、アメリカは寛容なアングロサクソンの国ではなくなった。
中国の共産主義革命と文化大革命は数千万人規模の殺戮が起きたと言いますが、1%の支配階層の強欲さは中国もアメリカも変わりがない。韓国も同じでありサムスンや現代の大財閥が資産の多くを所有して、国民は貧しいまま羊のように飼われている。大統領も大財閥の言いなりであり社会主義的な政策は取らないだろう。北朝鮮は社会主義ではなく金王朝であり民主主義とは無縁の国だ。ロシアも社会主義を名乗っても独裁政権でありソ連は崩壊した。
アメリカも社会の歪に耐え切れなくなって大爆発を起こすでしょう。「歪みに歪みまくったアメリカの『貧困層に対して難易度スーパーハードの人生を強いる政策』に疑問をいだいた人々が、悪魔に立ち向かおうとした運動こそ、オキュパイ・ウォールストリートなのです。資本主義は、今、新たな局面に入ったと言えるでしょう。」とあるように、帝国も植民地を食い尽くせば自然崩壊していくでしょう。結局は富を分かち合う社会主義的な国だけが混乱を免れる。

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