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徽宗皇帝のブログ

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奇貨居(お)くべし
「奇貨居くべし」とは、「珍しいものは後で役に立つ可能性があるから取っておくべきだ」という意味で、秦の呂不韋という商人が、秦の王族の遺児が時の政権から迫害されて彼を頼ってきた時に、そう言って彼を保護したという故事がある。その遺児が後の秦の始皇帝である。呂不韋はその功績によって高い地位に取り立てられたという。
さて、もう一つ、「まさかの時の友こそ真の友」という格言もある。「昨日の敵は今日の友」は、格言ではないが、そういうこともありうる、という言葉だ。
で、私が何を言いたいか、もう予想はついていると思うが、昨日の続きである。
日本は思い切って北朝鮮と仲良くしてはどうか、という話だ。
そんな馬鹿な、北朝鮮ほど日本にとって憎むべき国はない、と言う人もいるだろう。特に拉致被害者の家族の方々はそう思うだろうが、今のままでは絶対に拉致被害者は帰っては来ない。日本が友好国となって初めて、拉致被害者の帰還も現実的政治課題になるのである。今のままでは拉致問題は、単に北朝鮮と日本の敵対関係を維持したい勢力(もちろん、米国、特にジャパンハンドラーズ)に利用されるだけである。拉致問題が解決しない方が彼らにとってはメリットがあるのだ。
最初に書いた「奇貨」は、日本にとっての北朝鮮である。小国であり貧乏国だが、世界でも有数の軍事国家であり、それだけで「奇貨」であると言える。そして、世界のほとんどすべての国と敵対しながら存続していられるという珍しい国であり、この点でもまさしく「奇貨」だ。
日本は憲法第九条を変えるまでもなく、北朝鮮を政治カードとして手中にすればいいのである。いざとなれば、北朝鮮の軍事力を日本は利用できるぞ、と世界に暗示し、その利点の見返りに北朝鮮に経済援助をすればいい。ミャンマーなどに投資するよりずっと意義があることだ。北朝鮮は地理的に東アジアの要衝にある。西アジア大陸におけるアフガニスタンのように軍事的に重要な位置なのだ。(アフガニスタンはアレクサンダーの東征の頃から東と西の重要な接点だった)そこに、経済援助によって、囲碁の布石みたいに石を置くというのが私の「北朝鮮問題の解」なのである。
日本と北朝鮮が友好関係を結べば、間に挟まれた韓国は不安になって、北朝鮮と仲直りするかもしれない。(囲碁というよりは「オセロ」みたいに、挟まれた石が引っくり返ってこちらのものになるわけだ。)そうすると、アメリカの東アジア戦略は根本から引っくり返ることになる。TPPも雲散霧消だろう。当然、日本を恫喝するだろうが、やるならやってみろ、太平洋戦争のやり直しでもするか、と言えばよい。
まあ、半分は冗談だが、今のまま米国に利用されるばかりではジリ貧になるのは目に見えている。ジリ貧どころか、地獄行きだろう。ここは「独立国」(笑)の気概を見せて、アメリカなど無視して好きなように振る舞えばいいのである。それでこそ安倍総理も総理になった甲斐があるというものだろう。
まあ、北宋の徽宗皇帝のように「亡国の皇帝(総理)」になるかもしれないけどね。



(以下引用)「デジタル大辞泉」より



奇貨(きか)居(お)くべし

《秦の商人呂不韋(りょふい)が趙に人質になっていた秦の王子子楚(しそ)を助けて、あとでうまく利用しようとしたという「史記」呂不韋伝の故事から》珍しい品物は買っておけば、あとで大きな利益をあげる材料になるだろう。得がたい好機を逃さず利用しなければならない意にいう。



(引用2)*「ZERANIUMのブログ」から転載。中丸薫という人は少々怪しげな感じがあるが、北朝鮮の「タングステン水爆」のことは飯山一郎翁も言っていた話だ。まあ、話半分に聞いても、なかなか面白い情報が入っているのではないだろうか。北朝鮮問題(これは日本の進路とも関わる話だ)を考える好素材である。



  現在韓国では極端な格差社会が進行しており、地方農村は壊滅的な状態に陥っています。韓国はTPPに参加してはいませんが、サムスンやLGといった大手企業、そして韓国内大手銀行の外資比率はほぼすべて50%を超えているので、すでに韓国は欧米資本の支配下に置かれているといっていいでしょう。そのために韓国の富裕層は海外に脱出しています。タックスヘイブン(租税回避地)へ資産を逃がす、いわゆる「海外逃避資産」の額は合計で7790億ドル(約27兆8000ウォン)になっており、その額は中国やロシアに次いで世界3位となっています。
   経済的に破綻寸前に追い込まれている韓国は、軍事的にもガタガタなのです。
   そしてアメリカからも見捨てられつつあり、在米韓軍は段階的に削減されることが決まっていて、2016年には在韓地上軍が全面撤退します。2010年3月26日に、韓国硝戒艦「天安」が爆発・沈没した事件は、李明博が「北朝鮮の攻撃によるもの」と断定しましたが、実は、韓国軍が放置した機雷に触れて爆発したことが判明しました。
   2010年8月の延坪島砲撃事件では、北朝鮮からの砲撃になす術(すべ)もありませんでした。このような状態で現在では、北朝鮮主導の南北統一に従わざるを得ない状況です。ですから北朝鮮への強硬姿勢をやめて、日本を怒らせれば、日本は竹島問題などで介入できないと踏んで強硬姿勢に転じたのです。これはいわば、アメリカと韓国が仕組んだ出来レースだったのです。
  北朝鮮は、すでに国内に世界の半分の量の埋蔵量があると言われているレア・アースの一つ、タングステンを使って「タングステン水爆」をすでに完成させており、アメリカにも持ち込まれています。そういったこともあってアメリカは北朝鮮に、これまでのような強硬姿勢を取れなくなっており、北朝鮮との関係を深めようとしています。2013年1月7日に、グーグルのエリック・シュミット会長が北朝鮮を訪問したのは、北朝鮮の情報インフラ整備を確約する代わりに、核施設の情報を提供してもらうことを約束したのではないかと言われています。
   そして実際に、1月29日には「グーグルマップ」に、北朝鮮の道路や公共施設、各施設や強制収容所に至るまでの詳細な地図情報が掲載されるようになりました。ですからすでに北朝鮮とアメリカは密接なコンタクトを取り始めているのです。2012年4月13日に北朝鮮は、日本や韓国、アメリカの中止要請を振り切って、ミサイル発射実験を行ないました。
   打ち上げ後ミサイルは解体し、朝鮮中央通信はそれを失敗だったと言っていますが、実はあのミサイル発射実験の目的は別のところにありました。それはあの実験によって周辺国のIT機器が機能しなくなるかどうかのテストをすることにあったのです。つまりミサイルによって空港管制塔や飛行機の通信機器が機能しなくなるかどうかを確かめたと言われています。しかもそのテストは秘密裡に成功を収めたようです。
   2012年に「強盛大国」の扉を開くと宣言した北朝鮮は、金正恩体制のもと着実に軍事力を増強させており、その力は韓国軍が到底及ばないものになりつつあります。そしてアメリカも、北朝鮮主導の南北統一に踏み切らざるを得ないと考えているのです。ですからアメリカにしてみれば、何としても北朝鮮と日本は断絶状態に置いておきたいのです。日本人拉致問題が一向に解決しないのもそのはずで、もとはといえばそれを行なったのはアメリカCIAなのです。そして今回、安倍政権になって北朝鮮への強硬姿勢は一層強まることになるでしょうが、こうした姿勢はアメリカにとっては非常に好都合なわけです。

          「2015年に来る真の危機から脱出せよ!」 中丸薫 青志社

                           抜粋







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