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徽宗皇帝のブログ

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小沢・鳩山のパーフェクトゲーム
「晴れのち曇り時々パリ」というブログから転載。この中に引用されている「田舎の平民」さんの分析は、私とまったく同じである。
今回の小沢・鳩山の行動は、茶番劇どころか、まったく見事な連携プレーであり、政治的パーフェクトゲームと言っていい。ただし、それも菅総理の8月退陣が実行されればの話だが。
少なくとも、民主党が苦労して得た政権を自民公明両党に渡すという最悪のシナリオは回避できたのである。先に書いたように、これが「最適解」なのだが、この決断をするのは小沢にとって容易ではなかっただろう。今回の一見「思わせぶり」な行動によって、同調者を裏切ったとさえ言われかねないのだから。実際、土壇場での「棄権」を承知せず、その「棄権」の意味を仲間に説得されても菅総理不信任案に賛成した小沢派議員もいたのだから。(多分、小沢派だと思う。松木とかいう若手代議士だ。直情的なのかもしれないし、融通が利かない性格なのかもしれない。あるいは自民党への鞍替えを考えての行動かもしれない)
いずれにしても、解散・総選挙となっていれば自民の躍進と民主党の大惨敗は確実だったのだから、小沢・鳩山の選択は、あれは正しかったのだ。それと同時に、菅総理に匕首を突きつけ、いざとなれば民主党除名覚悟で刺し違える覚悟もあることを示し、それによって菅総理を自主的辞任の方向へ動かしたのだから、これ以上の結果は無い。
私が小沢・鳩山の政治的パーフェクトゲームだと言う所以である。


(以下引用)


しからば、どうなるか。


早速、結果を踏まえて、昨日の拙ブログに寄せられたコメントを、ここに掲載させて頂く事にする。


タイトル : 別の見方
投稿者  : (田舎の平民)
投稿日時 : 2011-06-02 21:59:23
本文   :
(以下転載)
民主党内に不満分子が大きくなったと喧伝し、自民党に不信任案を出させ、民主党内でも内閣と執行部に圧力をかけ、最終的には戦わずして、結局、菅辞任の覚書を取った。しかも解散総選挙を回避させ、ひとまず民主党の多数も維持した。

菅政権退陣の期限への憂慮については、今後自動的に参議院での問責決議等により法案の一つとして動きが取れなくなり、遠くない時期に辞めざるを得なくなる。加えて辞任宣言した内閣など加速度的にその力を失する。
 
逆に小沢氏とその勢力の影響力は党内でより増した。消費税もTPPも進まなくなる可能性も高くなる。言い換えれば、官僚・マスゴミら既得権連中にとって、最も「イヤ」な形での決着を見たということ。

政治は、仲間の数と実権の「実」を取らなければ、何もできない。

私には、戦わずして勝つ。詭道なれど、極めて深謀と映りましたが・・・。
(以上転載終了)



この投稿は、私のたどり着いた結論と「同じ」であります。

物は考えよう、と言うが。
小沢本人も、そう考えての「自由投票」指示であったと、思う。

小沢自身は、そこまで「仲間達」を引っ張って来た立場上、そして彼自身の「矜持」にかけて、欠席せざるを得なかったことは、良く理解出来る。


取り敢えず、自民党を政権に入れる事は、回避出来た。

「菅抜きで大連立」と、自民公明は勇み立っていたが、一度それをやってしまうと「民主党政権」は、終焉を迎える事となる。

復興に、有る程度の結果が出て来る頃、総選挙。
民主党は、半分の勢力に成り果ててしまうであろう。

だって貴方、民主党に投票しますか?

当然、連立政権の連立相手の方が、「主従逆転」で主役となる。
後は、推して知るべし。


たとえどのような結果であっても、菅直人のままで「総選挙」をやって、勝てる訳が無い事は、疑う余値は無い。

民主党が、ここまで失ってしまった「信頼」を多少なりとも取り返し、国民の「期待」を再び集める事が出来る可能性は、ただ一つ。
来るべき次の総選挙までに、「民主党のまま」で形勢逆転の『成果』を挙げてみせる事しか無いのだ。

従って、「大連立」など、あり得ない事なのだ。

前原などは、自分さえ「再選」されれば、「党名」は何だって構わない、そんな政治家である。

しかし、それでは戦後65年に渡って、延々と続けられて来た、政治に後戻りをしてしまう事、を意味している。

あくまで、民主党で、政権交代を成し遂げた時の、国民との約束を果たして見せなければ、ならないのだ。

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