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徽宗皇帝のブログ

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我々はどう考えるべきか
「日本がアブナイ!」から抜粋転載。
この記事中に出てくる古賀茂明の分析と意見のほとんどに私は同感である。したがって、前説は必要も無いだろう。
日本を守るのは軍隊や金ではなく、日本国憲法と、その精神(その体現者が今上天皇である。)だ、と私は思っている。
自衛隊を中東に出しても、イスラエルとその仲間の中東諸国に金を出しても、日本国民の生命は逆に危険にさらされるだけである。


(以下引用)


 このブログでいつもしつこく書いていることなのだけど。安倍首相&仲間たちの最大の目標は、日本を経済的にも、軍事的にもアジア、世界のTOP国にすることなわけで。<そのために、国民そっちのけで、国力をアップすべく富国強兵を進めているのだ。>

 それゆえ、彼らにとって、世界の強国である米国、英国が、日本を「一緒にテロと戦う仲間の国」として、とりあえず同列っぽく(同列とは言い難いもんね?)扱ってくれることは、何よりの喜びなのである。(-"-)

 そして、今回、日本政府が身代金を支払わず、人質を殺害されたことで、米国、英国と同じ立場になることができたわけで。その意味では、安倍首相らは、自分たちの目的を達成したと言えるかも知れないのだ。(>_<)

* * * * * 

 実際、イスラム国人質事件で、湯川遥菜氏が殺害されたとの画像が流された後、何と外遊中のオバマ米大統領が、わざわざ向こうから安倍首相に電話をかけて来たという。(@@) 

<これまでオバマ大統領は、安倍首相との直接会談はもちろん、電話会談にもなかなか応じなかったのにね。^^;>

『安倍晋三首相は25日、オバマ米大統領と電話会談し、邦人人質事件で連携して対応する方針を確認した。
 テロに屈することなく、世界の平和と安定に協力することでも一致した。会談は、インド訪問中のオバマ氏からの求めで約10分間行われた。
 首相は、湯川遥菜さん(42)とみられる男性が殺害された写真を持つ後藤健二さん(47)の画像がインターネットに掲載されたことに関し「言語道断の許し難い暴挙であり、強い憤りを感じる」と非難した。後藤さんの解放に向け、全力を挙げて取り組んでいると説明した。

 オバマ氏が過激派「イスラム国」を「強く非難する」との声明を発表したことについて、首相は「非常に心強い」と謝意を伝達。オバマ氏は、中東地域の安定に向けた日本の努力を高く評価した。
 ケネディ駐日米大使は菅義偉官房長官、岸田文雄外相とそれぞれ電話会談し、後藤さんの安全な解放を祈ると伝えた。(共同)[日刊スポーツ・2015年1月25日]』



 イギリスのキャメロン首相も、人質事件が起きて間もなく電話をかけて来て、身代金を払わないように安倍首相を言いふくめた様子。で、安倍首相がそれに忠実に従ったところ、その行為を高く評価する声明を出していた。(++)

『安倍総理は22日午後7時ごろ、イギリスのキャメロン首相と電話会談を行いました。
 その内容について、イギリスの通信社PA通信が「安倍総理とキャメロン首相は、テロリストには身代金を払わないというG8サミットの方針を再確認した」と報じました。日本側では外務省が電話会談の概要を発表しましたが、そうした内容は含まれていません。(TBS15年1月22日)』 

『キャメロン英首相は24日、声明を出し、イスラム国による残虐行為を強く非難するとともに、安倍政権が今回の事件に毅然(きぜん)と対処していると高く評価した。
 キャメロン氏は声明で、「湯川遥菜さんが残忍に殺害されたとされることやさらなる脅迫は、イスラム国の残虐非道ぶりを改めて思い起こさせる」と述べ、イスラム国を強い調子で非難した。さらに、「テロに絶対に屈しないという日本の姿勢は正しい。安倍首相と安倍政権が毅然と対処していることを強く支持する」と述べ、安倍政権が身代金支払い要求を拒否したと称賛した。(読売新聞15年1月26日)』

* * * * *

 この安倍首相が進めようとしている「強国ごっこ」については、機会があれば改めて書きたいと思うのだけど。mewは、安倍首相らが米英に評価されたことから、ますます図に乗って、とんでもアブナイ方向に暴走するのではないかと危惧しているです。(-"-)
 
 この件に関しては、報道ステーションでの古賀氏の発言は参考になる点も多いので、ここにその書き起こしをアップしておきたいと思う。

『報道ステーション「イスラム国 日本人殺害予告 事件の背景には何が…」/古賀茂明さん「安倍さんの目的は人質の救出ではなくイスラム国と戦っている有志連合の仲間に入ること」
<@動画comより>

2015年1月23日に放送された、報道ステーション「イスラム国 日本人殺害予告 事件の背景には何が…」を紹介します。
(所要時間:約7分)

動画の内容 (古賀茂明氏の解説部分・全文書き起こし)

「72時間」 期限過ぎた今 政府の交渉の行方は・・・

古賀さん:
イスラム国がやってる事は、もうとんでもない事なんですけれども、言ってる事にはけっこう共鳴する人たちが多いんですね。
で、それは何かと言うと、例えば 第一次世界大戦後に、まぁイギリスとかフランスがですね、「勝手に国境線決めちゃって民族が分断された」とか、あるいは最近であれば アメリカのですね、アフガンとかイラクとかですね、ああいうところの戦争でですね、「アメリカに罪の無い女性や子供を含む民間人が沢山殺されてるぞ」と、で、そういう事に報復するんだと いうような、あの主張っていうのは、これはあの~ 一面では嘘じゃなくて、で、イスラムの中にはそれに共鳴する人がいる。
で、イスラムの人も勿論 だから人を殺して良いって人はほとんどいないんですけれども、でも、その思想自体はけっこう共鳴する人がいるからこそ、こう 人がまだまだどんどん入ってくるという事があるというのは、ひとつ事実として押さえておかなくちゃいけないと思うんですね。

で、私はですね、ただそれよりも 今回一番驚いたのは、そのー この 安倍さんが、まぁずっとこう中東歴訪してですね、エジプト、ヨルダンなどでこう色々スピーチされてました。で、私聞いてた感じは、「あ、すごいパフォーマンスだな」と、要するに自分はもう「イスラム国と戦うんだぞ」っていうのをすごいアピールしてるなっていう風に見てたんですよ。
ところが その この事件のことが明るみに出て、よく聞いてみたら 実はその、「後藤さんが人質に取られて身代金を要求されてる」なんて情報を「政府が知ってた」っていうんですね。

で、これはちょっと私、でも「人命第一」っていう風にいま言ってるんですけど「本当なんだろうか?」と。ていうのは、普通 人質取られて身代金の交渉なんていう事になっていたらですね、まぁ一番大事なことは「犯人に対して刺激をしない」とかですね、そういうこう常識的な事があるのに、今回わざわざ向こうに、わざわざ現地の方に近くに行って、「私はイスラム国を批判しますよ」と「イスラム国と戦う周辺国に2億ドル出しますよ」なんていう、まるで いかにもイスラム国に宣戦布告するかのような事を言ってしまったと。

(下につづく)



『古賀さん

 で、これ普通に考えるとイスラム国は、まあ交渉できたら良いなと、もしかしたら考えてたかもしれないんですけども、そんな事を公の場で言われちゃったら、もう「日本政府だって今さらお金払いますなんて出来ないよな?」と、じゃあこれ「交渉出来ないんじゃないの?」だったらもう「宣伝に使っちゃおう」と、あるいはもう「思いっきりふっかけてやろう」と、いうふうになってしまったんじゃないのかなと危惧していて、私はそこは、あの 安倍さん、官邸はですね、まぁそういう事で「後藤さん犠牲になっちゃうかもしれないけど、でも もっと大事な事があるんだ」っていう判断をして、一連の発言をしたんだろうなと、いうふうに思うんですね…。

古館キャスター:

古賀さんのお考えとしては、今日の動きを見ても、あるいは昨日あたりからを見てもですね、やっぱりあのー、総理、あるいはまあ防衛大臣、えー、有志連合のアメリカ・イギリスを始めとして、あるいはオーストラリア、それがいけないって言うのじゃなくて、空爆を慣行している人たちの方向に向いていて、「これで交渉が進むだろうか、人質解放の」ということを、ちょっと気をもむ方は多いんじゃないかな?というところは、どんな風に捉えますか?

古賀さん:

そうですね、ですからそこは あの?「人命第一です」っていうのは、私は少なくとも向こうに行くまではそうじゃなかったんじゃないかなと思うんですけれども、じゃあ「何が第一だったんですか?」というと、やっぱりその今おっしゃったようにですね、「イスラム国と戦っている有志連合の仲間に入れて欲しい」と、まぁ正式なメンバーとまではなれないけど、まぁ「仲間と認知して欲しい」と。

で、そのためには本当は空爆をしたりだとかですね、あるいはイラクに武器を供与したりとか出来ればいいんですけど、これ 出来ないじゃないですか。だから、もともと その「安倍さんが願っている目標」っていうのは本当は出来ないことなんですよ。でもそれをやりたい。で、それをやるために「じゃあ何ができるか」っていうと人道支援しか出来ないと。

で、人道支援を あたかも「イスラム国と戦うための支援なんです」っていう風に、まぁ 表現してしまう。で、それを思い切り宣伝してしまうっていう事をやっちゃったんだろうなと、いう風に思います。

で、ある意味 目標は達成したと思うんですね。アメリカやイギリスは、多分 安倍さんは「もうテロなんかには屈しない」と、で、え?「テロと戦う人たちの為にお金出します」と言ってくれるのは、非常に評価してると思うし、もう今まさにじゃあ「あなたはもう仲間ですね」と、最後まで屈しないで「身代金なんて払わないで頑張ってくださいね」「みんなで応援しますからね」って、そっちにどんどん今引き込まれてる感じがするんですよ。

ですけど、これあの? 後藤さんのね お母さんが その 憲法のこと言ってましたけども、「日本は戦争しない国なんだ」と、で、やっぱりちょっと1回ね、我々はそこに立ち返らないといけないと思うんですね。
その、安倍さんは、いや「有志連合に入りたいんだ」あるいは入って「そういう国なんだ」って言いたいかもしれないけど、でも そんな事は 日本は憲法もあるし出来ないはずなんですよ。

で、世界の人たちに今回はですね、非常に変な宣伝になってしまって、イスラム国に上手く利用されてですね、いかにも日本ていうのは「アメリカの正義」っていうのを「日本の正義」だと思い込んでいるんじゃないか?と、あるいは その アメリカやイギリスと一緒なんだと いう、そういう国だぞっていう風に思われてしまいつつある。で、それを世界に発信されていると。

で、それに対して私たちは、いや「そうじゃないんです」と、だって「日本は今まで戦後ず~っと戦争もしてませんよ」と、憲法では そんな「日本のこと攻めて来ないような人たちの事を一方的に敵だなんて絶対に思いませんよ」と、もう「なるべく多くの人と仲良くしたいんですよ」と、そういう国が日本なんですよ、日本人なんですよっていう事を、もう1回ここでですね、世界に僕はアピールしていく必要があるだろうなと。

その、今回は そういう日本のイメージのまったく逆の方に、まぁ安倍さんの発言もそうなんですけど、それを、まぁイスラム国に上手く利用されてですね、そうするとみんな まぁイスラム諸国の人たちも、いや なんか「日本て結局アメリカなのか?」みたいなね、“Japan is the United States”みたいなですね。

それに対して、我々は、「安倍さんはそういう印象与えちゃったかもしれないけど違うんですよ」と、もう あの “Je suis Charlie(私はシャルリー)”っていうプラカード持ってフランス人が行進しましたけども、まぁ 私だったら“I am not Abe(私は安倍じゃない)”というプラカードを掲げて、「日本人は違いますよ」と、そんなことじゃない、もう「本当にみんなと仲良くしたいです」と、決して あの、日本は攻めてない国に対して攻撃するとか、敵だっていう、そういうことは考えない国なんですっていうのを、しっかり言っていく必要があるんじゃないのかなと思いましたね。』

* * * * *

 できるなら、多くの日本国民がこの人質事件を機に、安倍首相&政権の本質に気づいて、「I am not Abe」「We are not Abe」「Abe seiken ni NO!」というプラカードを掲げるようになって欲しいと願っているmewなのだった。(@@)

                           THANKS

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コメント

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