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徽宗皇帝のブログ

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日中露を中心とするアジアの連帯
今日の「株式日記と経済展望」にプーチン大統領についてのなかなか面白い記事が載っていたが、その中に言及されていた佐藤優の分析がもっと面白いので、下に引用する。引用元は産経新聞で、こうしたきっかけでもないと、まず読まない右翼新聞だ。まあ、電子新聞のほうは、紙の御本家よりはましなイメージだが。
プーチンが日本びいきであることは前まえから分かっていることだ。彼が大統領でいる間に日露関係を改善しておかないと、日本は将来に禍根を残すだろう。
私は前から言っているが、日本という国の財産は人間である。特に、感性的にすぐれているし、仕事に対して誠実で努力を惜しまない。いわば、日本人全体がすぐれた資源なのである。(ただし、今後もそれが続くかどうかは分からない)その日本の人材とロシアの自然資源を結びつけたら、大発展が見込めるのである。それに中国の広大な土地資源を結びつけるのもいい。とにかく、日中露三国が手を結ぶのが世界全体にとって最高の道なのである。
アングロサクソンは、残念ながらヴァイキングの子孫で、他から奪うことによって自ら富み栄えようとする気風がある。ユダ金はその極端な表れだ。彼らがその精神を変えない限り、彼らとの連帯は難しいだろう。
プーチンは、下記記事によると東アジア全体との連帯を模索しているようだ。
大いに期待したいものである。


(以下引用)



【佐藤優の地球を斬る】対日外交めぐるクレムリン内部の綱引き
配信元:
2012/05/12 08:53更新


.記事本文 プーチン氏は5月7日のロシア大統領就任直後、「外交路線実現の手段に関する大統領令」に署名した。これはプーチン新政権の外交戦略を示す基本文書だ。ここで対日外交を重視するシグナルが出ている。

 対アジア外交について、「中国との台頭で(徽宗注:「対等で」の誤記だろう)信頼に基づくパートナーシップと戦略的相互協力、インド、ベトナムとの戦略的パートナーシップを強化し、日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランド並びにアジア太平洋地域における他の鍵となる諸国との関係を発展させる」と記されている。

 ロシアは、米国との同盟関係にある国とそうでない諸国(中国、インド、ベトナム)を区別して外交展開する姿勢を鮮明にした。米国との同盟国との関係では、日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランドの順で関係改善を重視するという。つまり、プーチン新政権が対日外交の発展に力を入れるというシグナルが出ている。

 ■大統領令として返答

 大統領選挙前の2月27日、プーチン氏は「モスクワ・ニュース」紙に「ロシアと変容する世界」という論文を掲載したが、そこには日本に関する言及が一切なかった。日本への言及しないことに対して、日本政府がどう反応するか、プーチン氏は様子を見ていた。3月4日の大統領選挙後、野田佳彦首相はさまざまなルートを用いて、プーチン氏に関係改善のシグナルを送った。野田首相の政治主導の働きかけにプーチン氏は大統領令という形で返事をしたのだ。

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