インターネットの時代になっていい事の一つは、自分とはまったく関係の無い社会のことでも、ネットで調べればある程度内情が分かることだ。
下記記事は、精神科医で、かつ受験指導で有名な和田秀樹のブログの記事だが、法曹界の現状について、この記事で初めて知った。ロースクールというものは法曹人口を増やすためのものだとばかり思っていたが、その逆であったようだ。法曹界から貧乏人を選択的に締め出すことで、金持ちのための三百代言だけを生産するというのがロースクールの目的だったとは知らなかった。どうせこれも官僚が絵を描いて実行したのだろうが、社会支配層の悪辣さというものには嘆声が出る。馬鹿正直で疑うことを知らない人間が太刀打ちできる相手ではない。私など、ブログでは偉そうな事を言っていても、現実には彼らの前では赤ん坊同然だろう。(「現実では無能な人間」という意味でブログ名の「徽宗皇帝」を名乗っているわけだが)
だが、彼らにも弱点はある。それは彼らも表向きには道理に従うポーズを取るしかないことである。その弱点を利用すれば、彼らを足元から引っくり返すことも可能だろう。あの口先人間の枝野にしても、野田総理にしても前原にしても橋下にしても、過去の発言はすべて記録に残っており、彼らがついた嘘はすべて明明白白なのである。
橋下など、大阪府知事選に出ることは「200%無い」と断言していながら、その宣言をあっさり破って立候補した人間だ。それだけでも根っからの嘘つきであることが分かろうというものだ。
しかし、枝野にしても橋下にしても、弁護士上がりの政治家にロクな人間がいないのはなぜだろう。まあ、弁護士が正義の味方であるとは私はまったく思わないが、そういう印象を持っている人は多いだろう。実際、社会正義の実現のために弁護士になろうという人も多いと思う。
だが、権力志向の強い人間が弁護士のディベート能力を駆使して政治家になると、これは基地外に刃物になりかねない。橋下など、口先では対抗できる人間がいないから、ネット右翼の間で大人気である。貧乏人ほど貧乏人いじめ(橋下は強硬な福祉削減論者で、競争社会を推進する新自由主義者だ。)をする保守主義者のファンになるというのが不思議なところだ。
(以下引用)
2012-01-29 08:44:21
法曹の世界の貧乏人しめだし
テーマ:徒然記
新司法試験やロースクールの制度になって、法曹の世界の貧乏人いじめ、貧乏人締め出しがひどいらしい
もちろん、そういう貧しい中から這い上がった人も、自分の成功体験から這い出せないほうが悪いという橋下市長のような人もいる
しかし、これまで弁護士や裁判官というのは、貧しい中、苦学しながら這い上がってきた人も多く、そういう人が、貧しい人の味方になってきたのは事実だ
私自身は大嫌いだが、共産党は強力な弁護士の組織をもっている。弁護士がつけられない貧しい人たちを救ってきたのも一方の事実ではある
ロースクールに通わないと司法試験を受けられないようにした今回の(といってもずいぶん前からになるが)制度では、貧しい人はそれをあきらめないといけなくなる
大学生に聞くと、やっと法律がわかって面白くなり始めた頃に、ロースクールにはいけない経済状況の学生たちは(そのほうが大多数のようだ)、その頃から就活が本格化して、ろくに法律の勉強ができなくなるそうだ
だから、一応、試しに受けておこうということもほとんどできないし、それでは合格できない
ロースクールの授業料の高さも問題になっている
国立で初年度100万円程度、私立なら150万程度のところが多いようだ
アメリカと比べれば安いと言えば安い
ただ、司法試験の合格率の低さもあって、在学中、ほとんどアルバイトができないようだ
そして、昔と違って、司法修習生にちゃんと給料を払わなくなった 一応、貸与はされるようだが、これもひどい話だ
実は、ロースクールの生徒たちの多くは、奨学金を借りている
その返還が司法修習が始まるとすぐということらしいのだ
大した貸与額も出ないのに、その中から奨学金の返済をしないといけない
そういうわけで、司法修習が終わった後、好きなところで研修できない、少しでも給料のいい4大法律事務所にいくというパターンになり、金持ち事務所の寡占化が進んでいるという話も聞いた
貧しい人が弁護士になれないようにしておけば、あるいは裁判官になれないようにしておけば、いつかは左翼は根絶やしにできる
貧乏人の味方が法曹界から消えれば金持ちは好きにできる
そう考えているとしか思えない
弁護士上がりの代議士の多い民主党政権がその片棒を担いでいると思うと背筋が寒くなる
下記記事は、精神科医で、かつ受験指導で有名な和田秀樹のブログの記事だが、法曹界の現状について、この記事で初めて知った。ロースクールというものは法曹人口を増やすためのものだとばかり思っていたが、その逆であったようだ。法曹界から貧乏人を選択的に締め出すことで、金持ちのための三百代言だけを生産するというのがロースクールの目的だったとは知らなかった。どうせこれも官僚が絵を描いて実行したのだろうが、社会支配層の悪辣さというものには嘆声が出る。馬鹿正直で疑うことを知らない人間が太刀打ちできる相手ではない。私など、ブログでは偉そうな事を言っていても、現実には彼らの前では赤ん坊同然だろう。(「現実では無能な人間」という意味でブログ名の「徽宗皇帝」を名乗っているわけだが)
だが、彼らにも弱点はある。それは彼らも表向きには道理に従うポーズを取るしかないことである。その弱点を利用すれば、彼らを足元から引っくり返すことも可能だろう。あの口先人間の枝野にしても、野田総理にしても前原にしても橋下にしても、過去の発言はすべて記録に残っており、彼らがついた嘘はすべて明明白白なのである。
橋下など、大阪府知事選に出ることは「200%無い」と断言していながら、その宣言をあっさり破って立候補した人間だ。それだけでも根っからの嘘つきであることが分かろうというものだ。
しかし、枝野にしても橋下にしても、弁護士上がりの政治家にロクな人間がいないのはなぜだろう。まあ、弁護士が正義の味方であるとは私はまったく思わないが、そういう印象を持っている人は多いだろう。実際、社会正義の実現のために弁護士になろうという人も多いと思う。
だが、権力志向の強い人間が弁護士のディベート能力を駆使して政治家になると、これは基地外に刃物になりかねない。橋下など、口先では対抗できる人間がいないから、ネット右翼の間で大人気である。貧乏人ほど貧乏人いじめ(橋下は強硬な福祉削減論者で、競争社会を推進する新自由主義者だ。)をする保守主義者のファンになるというのが不思議なところだ。
(以下引用)
2012-01-29 08:44:21
法曹の世界の貧乏人しめだし
テーマ:徒然記
新司法試験やロースクールの制度になって、法曹の世界の貧乏人いじめ、貧乏人締め出しがひどいらしい
もちろん、そういう貧しい中から這い上がった人も、自分の成功体験から這い出せないほうが悪いという橋下市長のような人もいる
しかし、これまで弁護士や裁判官というのは、貧しい中、苦学しながら這い上がってきた人も多く、そういう人が、貧しい人の味方になってきたのは事実だ
私自身は大嫌いだが、共産党は強力な弁護士の組織をもっている。弁護士がつけられない貧しい人たちを救ってきたのも一方の事実ではある
ロースクールに通わないと司法試験を受けられないようにした今回の(といってもずいぶん前からになるが)制度では、貧しい人はそれをあきらめないといけなくなる
大学生に聞くと、やっと法律がわかって面白くなり始めた頃に、ロースクールにはいけない経済状況の学生たちは(そのほうが大多数のようだ)、その頃から就活が本格化して、ろくに法律の勉強ができなくなるそうだ
だから、一応、試しに受けておこうということもほとんどできないし、それでは合格できない
ロースクールの授業料の高さも問題になっている
国立で初年度100万円程度、私立なら150万程度のところが多いようだ
アメリカと比べれば安いと言えば安い
ただ、司法試験の合格率の低さもあって、在学中、ほとんどアルバイトができないようだ
そして、昔と違って、司法修習生にちゃんと給料を払わなくなった 一応、貸与はされるようだが、これもひどい話だ
実は、ロースクールの生徒たちの多くは、奨学金を借りている
その返還が司法修習が始まるとすぐということらしいのだ
大した貸与額も出ないのに、その中から奨学金の返済をしないといけない
そういうわけで、司法修習が終わった後、好きなところで研修できない、少しでも給料のいい4大法律事務所にいくというパターンになり、金持ち事務所の寡占化が進んでいるという話も聞いた
貧しい人が弁護士になれないようにしておけば、あるいは裁判官になれないようにしておけば、いつかは左翼は根絶やしにできる
貧乏人の味方が法曹界から消えれば金持ちは好きにできる
そう考えているとしか思えない
弁護士上がりの代議士の多い民主党政権がその片棒を担いでいると思うと背筋が寒くなる
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