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徽宗皇帝のブログ

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特定秘密保護法案という「クーデター」
「晴耕雨読」から転載。
「櫻井ジャーナル」は「特定秘密保護法」を「クーデター」だと喝破したが、下記記事はそれを「実質的な改憲」と穏やかな言い方をしているわけだ。私なら「憲法改竄」「憲法破壊」と言いたいところだ。
言い方はともかく、下記記事には、特定秘密保護法が成立した場合どのような状況になるのかがリアルに語られていて、価値のある文章だ。さすがに学者である。同じ学者でも、政府の走狗として働く御用学者も多いが、それらとは雲泥の相違である。
下記記事の赤字部分は私、徽宗による強調だが、これはもはや日本国憲法の「平和主義」「国民主権」「三権分立」の完全否定であり、行政が恣意的に法の運用ができる、という意味では「法治主義の否定」ですらあり、これが成立すれば日本はもはや戒厳令下にあるのと同様だろう。(戒厳令とは、非常の際に軍が行政権・司法権を握り、地域を絶対的支配下に置くという超法規状態のことだが、軍を掌握する者がすべてを支配下に置くことだ、と考えればいい。)
このような憲法破壊が、憲法改定手続きとは無関係に強行されようとしているということを日本国民全体が知るべきだろう。これはやはり「クーデター」と言うべきではないだろうか。




(以下引用)



2013/11/16


「「秘密保護法が立法化されたら、もはや実質的な改憲と言わねばなりません」清水雅彦准教授:watanabe氏」  憲法・軍備・安全保障

https://twitter.com/penewax

清水雅彦(日体大准教授):

「安倍晋三首相はなぜ秘密保護法が必要なのかという「立法事実」に関する説明で、10月17日の参議院本会議では「過去15年間による主要な情報漏えい事件を把握」したからと述べています」

「しかしこの5件については、うち三件が不起訴、または起訴猶予になっています。さらに一つは懲役2年6ヶ月ですが、執行猶予が4年ついている。残りのひとつは、懲役10ヶ月でした」



「しかも、この5件に含まれる、秘密保護法案制定のきっかけとなったとされている2010年の尖閣諸島沖の中国漁船衝突ビデオ映像の流出事件について、内閣官房は「特定秘密に指定されるまでの秘匿の必要性がない」との見解です。なぜ、これが「立法事実」の根拠となるのか」

「警視庁公安部の国内イスラム教徒に関する捜査関連文書がインターネット上に流出した2010年の事件についても、そもそも公安部は自分たちが作成した文書でないと主張しています」

「これも「立法事実」にはなり難く、すべてが現在の国家公務員法や自衛隊法で対処できるのです。このように、秘密保護法が必要とされるような理由は何一つありません。それどころかこの法律が成立すると、憲法の諸原理がことごとく否定され、形骸化されるでしょう」

「憲法前文には「主権が国民に存することを宣言」すると明記され、国民主権が謳われています。主権者である国民が国政について知る権利を持つことは当然ですが、秘密保護法はこの権利を根本的に揺るがし、ひいては国民主権を否定することにつながりかねません」

「そもそも日本は憲法九条で戦争をする国家ではないと宣言し、米国のような国と憲法の論理が異なりますから、そうした国のような法律を持つ必要は原則的にありません」

「戦争をする国の法制度に合わせて国家安全保障会議を設置し、それを口実の一つにして秘密保護法を制定しようというのは、平和主義の否定です」

「秘密保護法制定の動きが、改憲と連動しているのは間違いないでしょう。極端なケースでは、海外で自衛隊が戦争や紛争に加わったとしても「秘密」にすることが可能となりかねません」

「この法律は、特定秘密を取り扱う国家公務員や都道府県警察職員、国との契約関係にある民間会社や大学、研究機関職員などを対象にして「適性」を「評価」する制度が定められています」

「しかも、同居人や配偶者、父母・子・兄弟姉妹・配偶者の父母とその子まで「評価」されます。調査項目も犯罪歴や薬物濫用歴、精神疾患歴、飲酒癖、借金情報等が調べられ、プライバシーの侵害は顕著です」

「さらに所属する団体の思想傾向や宗教まで調べる可能性があり、内心の自由が公権力によって侵害されかねません」

「国会に「特定秘密」が開示されるのは、秘密会だけです。そこに出席した国会議員は秘密会以外の場でその内容を取り上げることも、所属する党や同僚議員など自分以外に誰も内容を伝えることすらできない異常事態になるでしょう」

「党として意思決定ができなくなり、国権の最高機関としての国会が官僚の言いなりで動かされることになります。立憲主義が完全に否定され、のみならず、報道の従事者が秘密会に出席した国会議員に働きかけ、内容を知ろうとする行為も罰せられます」

「秘密保護法関連の裁判においても何が秘密かわからずに裁判長が審理を進めなければならず、司法の機能がマヒしてしまいます」

「特定秘密に指定されたら、立法府も司法府もそれが本当に「秘密」に値するのか行政府をチェックするのは不可能になる。三権分立どころか、行政府だけが優位となります」

「秘密保護法案の作成・提出を担当しているのは内閣調査室ですが、そこに対して同法案の問い合わせが一番多かった官庁は、調べたところ警察庁でした。おそらく警備・公安の担当者でしょうが、この法律が制定されたら彼らの権限を拡大しようと狙っているのは疑いありません」

「現在わが国で、警察の軍隊化、あるいは警察と自衛隊の融合(治安と軍事の融合)という事態が進行している事実はあまり知られていません」

「今まで一度も起きてはいない「武装工作員の侵入」などという想定で「テロ対策」と称し、警察が軍隊並みの協力な(徽宗注:「強力な」の誤記か)武器を持ち、全国で自衛隊と図上訓練、実動訓練を重ねています」

「ただでさえ活動が不透明な公安警察が「テロリズム防止」を口実に軍事部門まで担って肥大化し、「適性評価」という個人の内偵も公安が担って秘密保護法の運営の主導権を握れば、この国の警察国家化は一層進行するでしょう」

「それが民主主義にとってどれだけ脅威になるか、戦前の例を出すまでもなく明らかです」

「秘密保護法が立法化されたら、もはや実質的な改憲と言わねばなりません」

「中曽根内閣時代の1985年には自民党が国会で多数を占めながら、現在の秘密保護法と酷似した国家機密法(スパイ防止法)の制定が阻止されました。これは、国会外で大きな反対運動が組織されれば、悪法も食い止められるという教訓です」

週刊金曜日11月8日







(引用2)先ほど、最近「お気に入り」に入れた「馬鹿国民帝国日本の滅亡」を見たら、面白い記事があったので、そちらも転載する。





クーデター犯安倍晋三一派を逮捕せよ!

テーマ:

道交法でも「法令の定るところにより」ばかりで、警察がなんでもできる歯止めのない法律になっているのだが、秘密保全法も政府の判断でなんでも闇に葬れる国家犯罪奨励法になっている。




秘密保全法は、事実上のクーデターである




これを閣議決定して提出した安倍内閣および法案製作に関わったすべての者をただちに拘束すべきである。




世が世なら…安倍晋三は、即刻死刑だよ…国家転覆を企んだ逆賊だから…




支持者もことごとくひっとらえて打ち首にせねばならない。




日本ってのはつい最近まで、そういう歴史を歩んできたのだ。





秘密保全法の元は「スパイ防止法」とされ、ニセキリスト教反共カルトと密接なかかわりがあるという。




そこと懇意にしていて、献金もがっぽともらってきた安倍晋三が総理になって出してきたのが、それをさらにパワーアップしたものだ。




「スパイ摘発」というのであれば、真っ先に読売や産経は手入れを受けるんだよな?




ニセキリスト教カルトも手入れを受けなきゃおかしいだろ?スパイなんだから。




しかし、多分そうはならない。スパイを野放しにするのが「スパイ防止法」だからだ。




では、だれを「スパイ」ってことにするのか?





秘密保全法=「スパイ防止法」=スパイ野放し法=スパイでっちあげ”悪魔狩り”法




本当のスパイは野放しにして、国家犯罪を追及する国民をスパイに仕立て上げて罰する”悪魔狩り”法である。




国家犯罪が追及されなくなるわけだから、国家犯罪奨励法でもある!!…





民主国家において、処罰されるべきは秘密をつくった者である。秘密を洩らした者ではない。




守られるべきは、プライバシーであって、守ってはいけないのは「国家の秘密」である。




国民が主権者であるということは、国民が権力に対して裁判官であり、憲兵なのである。




裁判官や憲兵が調べさせてくれと言ったときに「秘密です」では仕事にならない。




プライバシー以外は、すべて公開が原則。それが国民主権ということだ





あべ一派が出してきた法案は、国民主権を否定するもので、これはクーデターの企図に相当する。




アベノミクスで景気がいいのは、大企業とヤクザだけ。




いったい、どれだけの悪事を隠していることか…











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