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徽宗皇帝のブログ

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福島原発事故は収束しないが、「オワコン」になるだろう
「ゲンダイネット」つまり日刊現代電子版から転載。
世間が右を見ている時は左を見るのが私の流儀だから、今や「流行遅れ」の話題であるかのような福島原発の件を取り上げる。
下記記事からも分かるように、福島原発の収束は、ほぼ不可能と見てよい。何しろ事故処理作業が実際上不可能なのだから。
後は、この永遠に放射能を垂れ流す原発の廃墟とこれからどう付き合っていくかだ。まあ、チェルノブイリのように「石棺」にするしかないだろうが、本当はそれを昨年3月の段階でやっていれば今のように日本中が放射能汚染されることもなかっただろう。
我々日本人全体の平均寿命がこのために5年から10年くらい縮まったことは、ほぼ確実だと思う。それに対して東電や政府(特に原子力保安何とか)に損害賠償を求めるどころか、日本国民は東電(あるいは関電なども便乗するか?)の電気料金値上げ要請に唯々諾々と従うことになるだろう。
我々はあの連中の奴隷なのだろうか?


(以下引用)


しかも、今回の現地取材であらためて分かったのは、怖いのは4号機だけではないということだ。
 取材バス車内で、記者たちが自前で持ち込んだ線量計が一斉に「ピーピー」と大きな警告音を発したのは、3号機から2号機のタービン建屋裏の海側の道を走っていた時だ。
「線量は、1500マイクロシーベルト(1.5ミリシーベルト)です」
 同行した東電担当者が叫び、バス内に緊張感が走った。1.5ミリシーベルトといえば、通常の年間基準線量(1ミリシーベルト)を1時間で軽く超える。4号機は事故当時、定期検査中だったために原子炉が損傷せず、線量もそれほど高くない。重機を使った作業も可能だ。しかし、1~3号機は線量が今も高く、人の作業はムリだ。敷地や建屋周辺には「即死レベル」の高線量地域がゴロゴロある。
 となると今後、もっとも懸念されるのは、作業員の確保になる。福島原発では現在、1日約2500~3000人が復旧作業に当たっている。しかし、全面マスク、防護服を着た作業のつらさは想像を超える。
 記者も全面マスクをかぶり、防護服を着たのだが、気密性を高めたマスクは、骨格が合わないと顔の左右のこめかみ部分を“ウメボシ”されて痛くなる。そのうえ、常に息苦しい。大声で話さないと言葉を伝えられないし、相手の声も聞きにくい。少し歩いただけで汗が噴き出す。たった2時間、着ただけだったが、最後は酸欠状態で、生アクビが出る始末だ。
 防護服に慣れたベテラン作業員でも、「作業は連続2時間程度が限界」(東電関係者)という。夏場の作業は過酷極まりない。積算線量が高くなれば、オーバーした作業員はどんどん現場からいなくなる。

<チェルノブイリでは6万~8万人が作業した>

 京大原子炉実験所助教の小出裕章氏はこう言う。
「86年のチェルノブイリ事故では、事故から石棺までの間に(7カ月間で)6万~8万人が作業に当たったといわれています。チェルノブイリはたった1基の事故だったが、福島原発は4基同時に事故を起こした。今後、どのくらいの作業員が必要になるのか想像もできないし、日本だけで作業員を集められるのかどうか分かりません。そんな状況で30年後、40年後の廃炉など不可能です」
 こうなったら、東電は電力事業からさっさと撤退し、福島原発廃炉作業に全力を傾注するべきだ。今のように片手間の作業でケリがつかないことは現場の東電関係者、作業員がよく分かっている。
 勝俣会長や清水前社長以下、事故当時の役員を全員引っ張り出し、東電グループの社員を「徴兵」してかき集め、復旧作業に当たらないとダメだ。 .

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