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徽宗皇帝のブログ

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維新八策の正体
植草一秀の「知られざる真実」から転載。
大阪維新の会の「維新八策」など最初から読む気もしないし、読んでも理解できる自信が無いので、こうしてその問題点を明確に示してもらえると、非常に助かる。
こういう仕事こそ、専門家や学者のやるべき仕事である。
しかし、改めて見ると、ひどい内容である。
こういう政策を持つ集団を選挙で勝たせるようなら、日本という国は白痴の集団である。




(以下引用)




「大阪維新」が提示した「維新八策」の問題点を列挙する。



1.統治機構の作り直し



首相公選制は単なる人気投票で首相が決められてしまうリスクが非常に大きい。そのリスクを排除するための具体的な対策が示されていない。



財政力の地域格差が極めて大きいが、これを調整する仕組みが明確でない。



道州制は基礎自治体と国の間に中二階を創設するもので、行政の効率化に反するものである。



2.財政・行政改革



天下り全面禁止が明記されていない。



企業・団体献金の全面禁止が明確に示されていない。



3.公務員制度改革



公務員の天下り全面禁止の文字がどこにも見当たらない。



4.教育改革



「エリート養成」ばかりが強調され、すべての国民の「教育を受ける権利」が軽視されている。



5.社会保障制度



「真の弱者を徹底的に支援」との表現は、支援の対象を切り込むことを示している。



混合診療の全面解禁が実行されれば、日本の公的医療保険制度の根幹が破壊される。



6.経済政策・雇用政策・税制



TPP参加に賛成し、脱原発は脱原発依存に後退した。百万歩の後退だ。





7.外交・防衛



「日米同盟を基軸」、すなわち、対米隷属の基本姿勢が鮮明である。



8.憲法改正



首相公選導入、第九条改正の方向が明確に示される。



小泉竹中政治を否定するなら、大阪維新を否定するべきだ。


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