私は軽信軽薄と揶揄する「神戸だいすき」女史の記事をこの真面目な(笑)徽宗皇帝のブログに引用することは少ないのだが、下の記事はエマニエル・トッドの発言を上手く要約していて読む価値が大きいので、女史の文章を借用する。
私もトッドの意見に完全に同感であり、前々からその趣旨(米国破産は確定的)で書いている。ただ、その一方でトランプがアメリカの大統領になり、凄い勢いでやっている「米国再建(ある意味、破壊)」行為は「世界にとって」非常に有益なので、「トランプ、もっとやれ、もっとやれ」と応援もしているのである。
で、キッシンジャーだったかが言っていたが、「アメリカの敵になるのは大変だが、アメリカの同盟になるのは破滅である」という言葉ほど日本の運命を示しているものはないのだが、あいにく日本全土に米軍基地があり、官僚はアメリカの手下で日本の反抗を許さないシステムなので、アメリカへの面と向かっての反抗は不可能である。だから私は岸田にも石破にも同情的なのである。要は、いかにしてうまく「面従腹背」をするかなのだ。岸田は言いなりだったが、石破は上手く立ち回っているようだ。(岸田は最後の最後に高市総理阻止という大仕事をやっている。)
アメリカへの一兆ドル投資など、口約束だけしておけばいいのである。それに投資であるならリターンもあるのが普通で、これはあくまでビジネスなのである。(おそらく、投資問題より早く、アメリカ経済は破滅するか、トランプ暗殺があるだろう。美女の女暗殺者にベッドで殺されるのではないかww 暗殺者は姿を消し、死因は「心臓麻痺」となる。)
(徽宗追記)今見た記事だが、なるほどね、上手いじゃないかwww (トランプへの石破のこれをリップサービスと言う。まさに政治家だ。米国への対応として完璧。日本にいるマスコミやネットのアメリカスパイどもには何とでも言わせておけ。)ちなみに、副島隆彦曰く(赤字)
嫌々(いやいや)ながらでも、自腹を切って、大きなおカネ出す人を誰も悪口を言わない。それが、人間世界を貫く、一番、大事な原理、法則だ。分かりなさいね。だから、日本は、安全保障(軍事、国家としての安全)で、大丈夫なの。石破茂首相は、堂々として、トランプと会って、「うん、うん」と頷(うなず)いてればいいのだ。だが、この仕草(しぐさ)は、決して、
「ハイハイ、何でも、アメリカ様の、要求通りに払います」ということではない。あなたの話は聞きました、という態度のことだ。
石破茂首相が9日、日本テレビ「真相報道バンキシャ!」に生出演した。 番組では、日米首脳会談の共同会見で、石破首相が「本日、私から、対米投資額を1兆ドル(=151兆円)といういまだかつてない規模まで引き上げたいと伝えた」と述べたことも伝えた。 キャスターの桝太一アナが「151兆円の投資という発言。現在、日本からアメリカへの投資は120兆円ですから、いまより3割近く増えることになりますが、これはもう実現していけるとお考えなんでしょうか」と聞いた。 石破首相は「それはしていけるでしょう。それは民間がやることですからね。政府があれこれ言って、もっと投資しろとかいう問題ではないんだが」と述べた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b17c531a2048c6da0fc26bdcce0e1099619d1d75(以下引用)
エマニュエル・トッドは、ソビエト連邦の崩壊を言い当てたことで、一躍脚光を浴びた「人口学者」だ。
乳幼児死亡率が、上がってくると、その国の将来性がない。
当時のソビエトでは、乳幼児死亡率が上がっていた。
その後、乳幼児死亡率が上がりだした国はアメリカ合衆国である。
なので、トッド氏は「次に崩壊するのはアメリカ合衆国だと、相当前から言っている。アメリカは6分割されるだろう・・・
この動画で彼は、もうアメリカにはチャンスはない。もう手遅れだという。
トランプは関税を上げると威嚇しているが…その行為は、最終的にアメリカを締め上げることになる。
関税を上げることで、輸入量が減れば、そのすきに、自国の産業を成長させなければならない。それが関税を上げる目的だ。
しかし、トッド氏は言う「アメリカには、自国の産業を興す能力がない。技術力も、労働への意欲も、勤勉さも不足している。
なので、関税を上げることで、物不足を呼び起こし、国民は、さらに貧困化する。
西洋諸国は、自分たちが世界をリードし、牽引しているつもりだろうが。
もう、事態は、そのように動いていない。
ウクライナ戦争を、西洋諸国はロシアの野心だと、考えているが、真実は、ロシアの自衛のための戦争だ。
それを、第三国は正しく観察している。
だから、ロシアへの信頼は高まる。
アメリカは、ひたすら落ちていく。
その時、アメリカは、欧州ではドイツを、東洋では日本を道連れにしようとするだろう。道連れにして戦争に向かわせるだろう。
賢い方法は、それに、乗せられないことだ。何もしない!!何もしないのが一番良い。
日本には、もう一度復興する力がある。だから、アメリカの道連れにされないよう、何もしないことだ。
もう、アメリカをもう一度偉大にするなんてことは、決してできない。
だから、トランプが焦って、策を講じると、悪くするスピードを上げてしまう。
もう、アメリカにも、英国フランスにも、チャンスはない。
因縁論からいっても、間違いないわ。
アメリカはインディアンを殺しすぎた。英国はアフリカ黒人、そして、インド人、オーストラリア人を殺しすぎた。フランスもインドシナ半島で悪さをしすぎた。
大きな船が沈むまでには時間がかかるけど、時間がかかっているだけであって、もう、これらの船は沈むほかない。
マドモアゼル愛先生なんかは、トランプ支持者で、トランプがUSAIDを、解体して、これから素晴らしい仕事をしてくれると期待している。
でも、トッド氏は、冷めきった眼で、実につめたくアメリカを見ている。
私は、トッドが正しいと思う。
トランプに、良きことをしようという意欲があっても、なくても、トランプは敗北する。
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