(以下引用)
農林中金、赤字1.4兆円に拡大 外債運用で巨額損失 24年4~12月期
日本の金融緩和、超低金利、国内企業資金需要低下で農家の預金を金利高の海外債権運用で大幅損失。 本来日本国債の受け皿だった農家の銀行が日銀が国債肩代わりを良いことに、何兆円も海外に移転して円安の一翼を担っていたとは。 経営責任もあるが異常な金融緩和のツケがまさかこんな形となるとは。 海外のファンドだけではなく日本の他の金融機関や投資家も円安を良い事に円売りで海外への資金移転のリスクは小さくないか。 そろそろ円安も終わりの予感。
56兆円といわれる資産からみれば微々たる数字だろうが、現在の状況下において外債で失敗するという事態は経営センス欠如以外考えられない。JAからの資本増強で見た目をごまかしても、それが結果として米価の異常な上昇につながっていることは容易に想像できる。現在スーパーにおいて、3000円を切って安いと誤解する銘柄は、ほとんどが5kgから4kgに縮小されている。これは流通の上流で中抜きが行われているからであり、巨額の投資負債が元凶であることはまず間違いないだろう。
だから農水省は米価を吊り上げたいんだよ。 なぜならばJAの経営が厳しいから。 JAの経営が厳しいのは今に始まったことではないが、今回はJAの経営を支えていた農林中金からの配当が運用の失敗でゼロとなったばかりか、追加で多額の出資を求められる事態となり、このままでは破綻するJAが続出しかねない。 これを避けるにはJAの経営を支援しなければならない。しかし、直接にJAを支援すれば、農林中金の運用の失敗のツケを国に回したと、国民の批判を受けることになる。 そこで農水省の役人が考えたのが、色んな理由を付けてコメの値段を吊り上げ、JAに儲けさせる方法である。 要は国もJAも流通業者もメディアも、みんなグルだ。だから農水大臣も、米価の高騰を放置し、平然としているのである。
5kgの米なんて、1年前なら安いスーパーでは1500円で買えたのに(複合米ではなくちゃんとした銘柄米でも)、今や倍の3000円を超える4000円台に突入、下手したら3倍の価格。 いくら物価高とはいえ異常ではないだろうか。
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