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徽宗皇帝のブログ

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日中のコメ生産の相違
「戦闘教師」ケン氏のブログ記事で、末尾の一文の「帝政」が気に食わないが、そのまま載せておく。記事の情報量が豊富だからである。中国のコメ生産の話など、他のマスコミ記事やネット記事(ほとんどがネトウヨ記事)では見た記憶がない。つまり、「一般人」は中国の現実を知る機会すらない。この事実自体が日本のメディアの巨大で深い穴、いや我々を囲む「見えない高い壁」を示している。

(以下引用)

2025年01月20日

米の日中価格差

20250112SS00001.jpg

私の実家では、米は千葉の米農家から直接購入している。
311で米の調達が困難になった際に、千葉の農業関係の議員に紹介してもらったのが縁だった。
これだけ考えても、議員のコネは強い。
まして、今後は米の調達そのものが容易ではなくなる時代が来るだろう。
その農家さんも「すみませんが」と断りつつ、値上げを伝えてきた。
個人的には「もっと上げていただいても良いのですが」と言いたいくらいだった。

いまや日本の米価は中国と比べてすら安くなってきている。
例えば、私は中国で栽培された日本米を買っているが、その調達価格は概ね2.5kgで1000~1300円ほど。
つまり、5kgで2000~2500円ほどであり、現在の日本の価格よりは少し安い程度だ。
これが中国米になると完全にピンキリになるが、概ねこの半額程度である。

中国の広大な土地で育成する米と、狭小な日本で収穫される米の価格が限りなく近づいているのだ。
中国はロシアから安価で肥料を調達し、時刻の農業機械は安く水準も上がっており、電気代も日本の半分以下である。そして広大な土地でコメを作っている。
にもかかわらず、日本の価格に近づいている。

他方、日本は肥料代や機械、電気代が非常に高く、農地は狭い。
にもかかわらず、少し値段を上げただけで非難轟々の有り様で、「米農家が減少中」と大騒ぎしている。
適正な収益がなければ、撤退者が続出するのは経済原理として当然のことであり、それを強いてきたのは政府と消費者(流通)の責任であって、農家の責任ではない。

帝政は農政の失敗でも崩壊の途上にあると言えよう。

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