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徽宗皇帝のブログ

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コーポラティズムとの戦争
「晴耕雨読」記事の一部である。「IWJ」の岩上安身氏の記事らしい。
「トレーサビリティ」という言葉、あるいは「トレーサビリティ管理」という言葉が、今後TPPあるいは農産物貿易問題でのキーワードの一つになるかもしれない、と思うので備忘的に転載した。
放射能汚染食品がさまざまに偽装され、全国に出回っている状態で、輸入食品の安全性に神経を尖らせてもあまり意味はない、という気もするが、まったく無神経でいるよりはマシだろう。
日本の農業を守ることは、日本人の生命を守ることに直結しているのである。水道民営化やモンサントの問題などもすべてそうだ。日本そのものがこれほどまでに侵略された時代というのは歴史的に見ても珍しいのではないか。これに比べたら元冦など子供の遊びである。何より、国民が、これは侵略だとも事実上の「多国籍(無国籍)企業との戦争」だとも気づいていないのが一番の問題だ。



(以下引用)*「駆逐していまう」を「駆逐してしまう」に訂正してある。


醍醐氏「今回の試算の中での知見を述べさせていただく。よく『TPPは農業だけでなく、非関税障壁もある』という言い方をされるが、これは正確ではない。農業の中にも非関税障壁はある。それは農産品のトレーサビリティ管理」

トレーサビリティ(生産履歴)とは、流通経路を生産段階から最終消費段階あるいは廃棄段階まで追跡することを指す。醍醐氏「多くの農家では土づくりから収穫までの農薬の種類や回数などを記録し、農協へ出荷する際に提出している」

醍醐氏「農協はそれをコンピューター管理するなど、安全への自主的取り組みを行なっている。しかし、TPPで輸入品が増えた時、その輸出国が農協のような徹底的な安全管理は現状、義務付けられないとされている」

醍醐氏「北海道の農家の方々は、『我々が手間ひまかけて安全管理している農産品を、管理の甘い安い輸入農産品が駆逐してしまうのではないか』と懸念を指摘する」




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