飯島参与の北朝鮮訪問を評価しているのは私くらいのもので、錚々たるブログ有名人の方々はこぞって「日本はこれで米国の機嫌を損ねた。」と騒いでいる。これまで日本が米国の属国であることを批判していた人々(孫埼享とか)も同様である。安倍がやっと「独立国(笑)」の総理らしい行動をした、と評価している人は滅多にいない。それほど、日本の言論人は奴隷的思考が骨まで沁み込んでいるのだろうか。
まあ、私も反安倍では人後に落ちないが、北朝鮮への特使派遣(しかも米国に無断で、と言われている)は碁や将棋で言えば「好手」である、と評価している。というのは、米中韓による日本外しが露骨になっていた時に打った手だからだ。
同じような見方をしている人は少ないのだが、増田俊男が私と似た事を言っているので、引用しておく。ついでに、飯島参与北朝鮮訪問批判記事を「阿修羅」から引用2として転載する。こちらが今の世間の大半の考えだ。で、世間の大半が同じことを言うときは、それは間違っている、というのが私のひそかな信念なのである。(笑)
もちろん、この北朝鮮特使が、実は米国の指令によるものだったとしても、政治の世界なら何でもあり、なのだから特に驚く話ではない。もしそうならば、安部への評価はゼロ、であるが。
「恐露病」は、日露戦争直前に、対ロシア戦争反対の論説をする人間に、ナショナリストたち(まあ、大半は無知な国粋主義者だが)が投げつけた悪口である。だが、今の「恐米病」は日本社会の上層の人ほど激しいようである。
(引用1「増田俊男の時事直言」から)
Surprise No.5. 驚きその5: 飯島北朝鮮訪問
内閣官房参与の肩書を持つ飯島勲氏は小泉政権の国民的支持と政権長期化を演出した希代の戦略家である。小泉内閣当時私は官邸で1時間ほどアメリカの対日戦略について対談をした事があるが、沖縄返還の裏工作をしたキッシンジャーにも負けない政治力学に長けたご仁であることを知った。
米中韓をツンボ桟敷において北朝鮮に行き、三国から文句が出る際の言い訳に日本特有の「拉致問題」の交渉に行ったなどとトボケて見せるほど用意周到さがある。
飯島氏の政治力学の程度は北朝鮮並みである。(北朝鮮は世界No.1の政治国家)
飯島訪朝前は朝鮮はミサイル発射は止める予定であるが飯島氏の訪朝で実行されることになるとインターネット・セミナーや、ラヂオもりおかで述べてきた。「表向きは良くないこと(ミサイル発射)が起きるが、裏では日本はアメリカ、中国、韓国に対して白星をいただくことになる」とも言っておいた。北朝鮮問題で今まで日本は6カ国協議に従ってきた(アメリカに従ってきた)。今回の飯島氏の訪朝を批判した韓国に対して北朝鮮は「会談の内容を知りもしないで批判するのは馬鹿げている」と言い、日本と北朝鮮が(表向きは拉致問題だが)一体何を話したのか、安倍・金正恩首脳会談でも計画しているのではないかなどと米中韓を疑心暗鬼に追い込んだ。韓国外務省は「緊密な協力関係の助けにならない」と批判するが、日本と韓国を引き裂いているのは韓国自身とアメリカだから、日本が北に直接接近してどこが悪い。
飯島訪朝には韓国に止まらず米中も不快感を表し批判をしているが、米中韓の批判は米中韓が困っている証拠。米中韓に今後の日朝関係を奇奇怪怪に思わせた日本と北朝鮮の方が役者が一枚上だったということ。外交戦略は困って文句を言う方の負けだから日本、北朝鮮の勝ちである。
安倍自主外交第一投はストライク!
(引用2「阿修羅」より)
飯島参与と外務省幹部が”罵り合い” 北朝鮮は「してやったり」 (日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/13/senkyo148/msg/168.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 5 月 22 日 21:10:01: igsppGRN/E9PQ
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-8860.html
2013/5/22 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
北朝鮮を訪問し、要人と面談した飯島勲内閣官房参与がきのう(21日)、官邸で安倍首相に会い、訪朝内容を報告した。
政府は課長級の日朝協議を再開させることを検討。
飯島は会談後、「これからは(拉致問題解決に向けて)首相が不退転の決意で実行していく」と思わせぶりなコメントを口にしたが、安倍と会ったのはたったの30分間だ。先週末の帰国直後、菅官房長官に会った時も1時間。
「たいした成果がなかった証拠でしょう。拉致問題で進展があれば、何を差し置いても首相は急いで報告を聞くはず。それがきのうも午前中は横浜の保育園に行って、午後、ようやく飯島氏に会ったと思ったら30分間ですからね」(「対中戦略」の著者で北朝鮮問題に詳しい近藤大介・週刊現代次長)
飯島の顔を立てるために、首相との会談をセットしたみたいな印象だ。
しかも、てんで成果がなかった飯島の二元外交に外務省はカンカンで、幹部と飯島が売り言葉に買い言葉みたいな“罵り合い”をやったという。
「各国が連携して北朝鮮に制裁を科している最中、飯島氏が訪朝したことで、米韓は怒っている。外務省は『勝手なことをされたら困る』だし、飯島氏に言わせれば、外務省が何もしないから、オレがやっているんだろう、ということになる。こうした言い合いがあったようです」(外務省事情通)
飯島に怒っているのは、この間、カヤの外だった古屋圭司・拉致問題担当相も同じで、きのうのテレビでは飯島氏が北に特定失踪者の帰国を要求したことを明らかにする一方で、「全員を取り戻すのが政府の基本方針だ。それをハッキリ飯島氏に伝えた」とわざわざ言った。飯島が勝手に譲歩して、一部の特定失踪者だけを連れて帰る動きをされたら、たまらない、ということだ。
北朝鮮にまんまと利用された飯島訪朝。それを受けて、政府内も内輪モメなのだから、北朝鮮はますます、「してやったり」だろう。
まあ、私も反安倍では人後に落ちないが、北朝鮮への特使派遣(しかも米国に無断で、と言われている)は碁や将棋で言えば「好手」である、と評価している。というのは、米中韓による日本外しが露骨になっていた時に打った手だからだ。
同じような見方をしている人は少ないのだが、増田俊男が私と似た事を言っているので、引用しておく。ついでに、飯島参与北朝鮮訪問批判記事を「阿修羅」から引用2として転載する。こちらが今の世間の大半の考えだ。で、世間の大半が同じことを言うときは、それは間違っている、というのが私のひそかな信念なのである。(笑)
もちろん、この北朝鮮特使が、実は米国の指令によるものだったとしても、政治の世界なら何でもあり、なのだから特に驚く話ではない。もしそうならば、安部への評価はゼロ、であるが。
「恐露病」は、日露戦争直前に、対ロシア戦争反対の論説をする人間に、ナショナリストたち(まあ、大半は無知な国粋主義者だが)が投げつけた悪口である。だが、今の「恐米病」は日本社会の上層の人ほど激しいようである。
(引用1「増田俊男の時事直言」から)
Surprise No.5. 驚きその5: 飯島北朝鮮訪問
内閣官房参与の肩書を持つ飯島勲氏は小泉政権の国民的支持と政権長期化を演出した希代の戦略家である。小泉内閣当時私は官邸で1時間ほどアメリカの対日戦略について対談をした事があるが、沖縄返還の裏工作をしたキッシンジャーにも負けない政治力学に長けたご仁であることを知った。
米中韓をツンボ桟敷において北朝鮮に行き、三国から文句が出る際の言い訳に日本特有の「拉致問題」の交渉に行ったなどとトボケて見せるほど用意周到さがある。
飯島氏の政治力学の程度は北朝鮮並みである。(北朝鮮は世界No.1の政治国家)
飯島訪朝前は朝鮮はミサイル発射は止める予定であるが飯島氏の訪朝で実行されることになるとインターネット・セミナーや、ラヂオもりおかで述べてきた。「表向きは良くないこと(ミサイル発射)が起きるが、裏では日本はアメリカ、中国、韓国に対して白星をいただくことになる」とも言っておいた。北朝鮮問題で今まで日本は6カ国協議に従ってきた(アメリカに従ってきた)。今回の飯島氏の訪朝を批判した韓国に対して北朝鮮は「会談の内容を知りもしないで批判するのは馬鹿げている」と言い、日本と北朝鮮が(表向きは拉致問題だが)一体何を話したのか、安倍・金正恩首脳会談でも計画しているのではないかなどと米中韓を疑心暗鬼に追い込んだ。韓国外務省は「緊密な協力関係の助けにならない」と批判するが、日本と韓国を引き裂いているのは韓国自身とアメリカだから、日本が北に直接接近してどこが悪い。
飯島訪朝には韓国に止まらず米中も不快感を表し批判をしているが、米中韓の批判は米中韓が困っている証拠。米中韓に今後の日朝関係を奇奇怪怪に思わせた日本と北朝鮮の方が役者が一枚上だったということ。外交戦略は困って文句を言う方の負けだから日本、北朝鮮の勝ちである。
安倍自主外交第一投はストライク!
(引用2「阿修羅」より)
飯島参与と外務省幹部が”罵り合い” 北朝鮮は「してやったり」 (日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/13/senkyo148/msg/168.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 5 月 22 日 21:10:01: igsppGRN/E9PQ
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-8860.html
2013/5/22 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
北朝鮮を訪問し、要人と面談した飯島勲内閣官房参与がきのう(21日)、官邸で安倍首相に会い、訪朝内容を報告した。
政府は課長級の日朝協議を再開させることを検討。
飯島は会談後、「これからは(拉致問題解決に向けて)首相が不退転の決意で実行していく」と思わせぶりなコメントを口にしたが、安倍と会ったのはたったの30分間だ。先週末の帰国直後、菅官房長官に会った時も1時間。
「たいした成果がなかった証拠でしょう。拉致問題で進展があれば、何を差し置いても首相は急いで報告を聞くはず。それがきのうも午前中は横浜の保育園に行って、午後、ようやく飯島氏に会ったと思ったら30分間ですからね」(「対中戦略」の著者で北朝鮮問題に詳しい近藤大介・週刊現代次長)
飯島の顔を立てるために、首相との会談をセットしたみたいな印象だ。
しかも、てんで成果がなかった飯島の二元外交に外務省はカンカンで、幹部と飯島が売り言葉に買い言葉みたいな“罵り合い”をやったという。
「各国が連携して北朝鮮に制裁を科している最中、飯島氏が訪朝したことで、米韓は怒っている。外務省は『勝手なことをされたら困る』だし、飯島氏に言わせれば、外務省が何もしないから、オレがやっているんだろう、ということになる。こうした言い合いがあったようです」(外務省事情通)
飯島に怒っているのは、この間、カヤの外だった古屋圭司・拉致問題担当相も同じで、きのうのテレビでは飯島氏が北に特定失踪者の帰国を要求したことを明らかにする一方で、「全員を取り戻すのが政府の基本方針だ。それをハッキリ飯島氏に伝えた」とわざわざ言った。飯島が勝手に譲歩して、一部の特定失踪者だけを連れて帰る動きをされたら、たまらない、ということだ。
北朝鮮にまんまと利用された飯島訪朝。それを受けて、政府内も内輪モメなのだから、北朝鮮はますます、「してやったり」だろう。
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