参考までに「逝きし世の面影」から宗純氏のコメントの一部を転載。「高学歴」の意味をなかなか良く示していると思う。
認知科学、特に言語認知発達、言語心理学、問題解決過程、教育心理学、特に第二言語獲得と学習を専門とする、慶應義塾大学 環境情報学部の今井むつみは、
ChatGPTに直観的な思考はできません。想像力もありません。ChatGPTにできるのは、集積された知識の要約や整理です。ネット上にある情報を集め、組み合わせることで、もっともらしく、自然に聞こえる文章を作ることはできます。それが目新しい表現に見え、刹那的には人間に感動すら与えることもあるかもしれません。しかし、本当の意味で新しい知識を創造することはしないのです。それが人間とAIの違いです。人間は、長年の学びの過程で、自ら考え、誤りを犯し、それを自分で修正し続けることで熟練の技を身につけ、直観を磨きます。この学びの過程を経ずに、今、ネット上にある大量の情報を拾い出し、集めて、その場限りのものを作るだけのAIは、人間の熟達者の直観も創造性も持ち得ないのです。
とAIの致命的な弱点を指摘しているのですが、これは今の高偏差値、暗記教育の達人の高学歴知的エリート(東大工学部卒の志位和夫など)左翼知識人の全員が総崩れしている現実の説明にはピッタリです。
中学生でも全員分かる程度の簡単な一般常識が無い原因とは、そもそも頭の中身がChatGPTと同じ仕組みなので、直観力どころか最初から正誤や善悪、何が大事な本筋であり、何が些末な無視しても良い出来事なのかの全ての物事の優先順位を「判断する」能力が、まるっきり無かったとの悲惨過ぎるオチ
(以下引用)
■Fラン大学の感想
俺は誰も知らないであろう某ど田舎のFラン大学を出た氷河期世代だ。
Fラン大学というのは意外かもしれないがものによってはかなり就職率が高い。どんな職かは聞くな。今はどうか知らんけどな。
Fラン大学なんていうのは一体なんであるのかっていう話を書いてみようと思うが、その前に氷河期世代において「4年制大学を出ている」というのは死活問題だ。Fラン大学というか日本は大雑把に言うともう何十年も弱者ビジネスをしていると言ってもいいかもしれない。
Fラン大学がなんで存在できるのかというと一流大学を出ている子らには意外かもしれないが「大学なんか別になんでもいい、就職したら再教育するから、だけど大学を出る程度には社会のレールに乗っかってくれていたほうが嬉しい」というアイデアで採用される人が一定数常に存在している。
これは企業が求める人材があまりにも特殊なのではなく、まさに愛社精神と特攻精神で突っ込んでいける人間がほしい領域というのがあるということでもある。
そんな会社に割とスコンとハマってくれるのがFラン大学を出た子たちだったりするからそういう需要は当時はあった。
悪く言うなら体よく洗脳されてくれる鉄砲玉枠とでもいえばいいだろうか。他にも体力が凄まじいから警備とか設備とかそういうとこにも需要がある。
大学の就職課なんかに行くと求人広告が貼ってあるがそれを見ればその大学にいった先にある仕事がなんであるのかはなんとなく見えるだろう。高校生諸氏が大学見学行くなら就職課も絶対見学したほうがいい。大学によっては見せないかもしれないがその4年間が今後の数十年に影響する可能性を考えたほうがいいだろう。きちんとした子らはきっと見てるんだろうな。見るのは社名じゃない、職務内容だぞ。
さて、Fラン大学にはどんな子らがいるのか、という話を書こう。
基本的には酒、タバコ、麻雀、パチンコ、カラオケ、彼女と合体ができればいいですっていう感じで生きていくんだろうなっていう子らが結構多い。なんで大学きたのか?といえばそんな子らですら大卒かどうかがかなり響くと親が強く認識しているからだ(ただ、4大出てりゃいいくらいの認識だからこうなる)。
なので全体的には勉強に対する学生の意識は無い。低いんじゃなくて、無い。ただ、人としての持つべき理解力はしっかりしているが学力が低いというアンバランスな子らなのでやる気になればきちんとできる。なので麻雀やパチンコのスキルとか凄まじく高い。一度「俺今回小三元上がります」と言って本当に上がった子がいて、他の三人の待ちも全部わかる異世界能力者がいたことがある。
他にもパチンコの台を統計的に分析して着実に勝っていく子なんて言うのもいた。他にも勝ち負けの判断がすごいしっかりしているからおおまけは絶対にしないのでトータルプラスにしていることかもいた。勝ったお金で風俗いっちゃうからすぐお金なくなるんだけどね。
だから、基本的には「やればできる子なんだけど通常の学業と興味や価値観が恐ろしくマッチしなかった」という子ばかりがいたと言ってもいいかもしれない。
もうちょっと詳細に入っていく。
まず、割と多いのは、小さい会社の跡取りだ。大学は何であれ将来のレールは少なくとも敷かれた子らだ。かといって会社を発展させようとかそういう感じではなく父から受け継いだ家業を継続するくらいの認識の子らと言ってもいいだろう。ただ、日常生活に親の教育が組み込まれているようには見えた。
次に実家が太い子らだ。最悪地元でどうにかなるんだろうなっていう感じのこらと言ってもいいだろう。彼らは家にあるものを見ればなんとなく実家の太さがわかる。着ているもの、持っているかばん、乗っている車、などなどだ。
そして普通に受験に失敗した子たちだ。彼らは最初はここで頑張ろうと思っているがいつの間にか周囲に流されてしまう。実家に家業があるわけでも太いわけでもないし、パリピでもないから彼らはかなり大変だと思う。
一番多いのは、いわゆるパリピという子らだ。授業なんか適当にやってバイトして小遣いもらってウェーイしたい人たちで、ただ、先にも書いたようにやればできるとか、持ち前のコミュ力で先輩から色んな情報を手に入れてしっかり卒業だけするし、人脈も知ってか知らずかしっかり作り上げる。
卒論を書くときは逃げ場がないからしっかりやる。大学が求める卒論の質なんてのは作文レベルでしか無いが、それでもしっかりデータ取って分析してかっちりやる。
あとは、勉学に妨げられない4年間のモラトリアムを得たいというちょっと哲学めいた子だとか、年を取ってから改めて学び直したいなんていう人らもいたがそういうのは本当にごくごく少数なので気にするほどじゃない。
ではFラン大学の子らの行き先っていうのは何なのかって言うと、割と営業職が多い。技術職に行く子らもそれなりにいるがそういう子らは大学の講義とは別に自分たちで勝手にやって身につけている子らでもある。そういうなにかに集中したい子らにとってもチョロく卒業できるFラン大学というのは割と助かるところでもある。
ただ受験に失敗して周囲に流されちゃった子たちっていうのは大変だろうなと思う。特に技術があるわけでもないし、パリピでもないし、周囲に流されて落ちているので自分の制御もうまくできないけど、夢を負うことから離れられないからだ。こういう子らが一定数いるのがFラン大学の闇と言ってもいいかもしれない。
コメント