忍者ブログ

徽宗皇帝のブログ

徽宗皇帝のブログ

「プリゴジンの乱」の背後に西側オルガリヒの存在
「櫻井ジャーナル」記事で、前記事のいい解説になると思う。後半は「プリゴジンの乱」から話が離れすぎ、詳しすぎるが、そのまま載せる。
ワグナー(プリゴジン)が西側からカネを貰っているのでは、という前回記事での私の推測は当たっていたようだ。それをロシア政府(プーチン)は知っていたように思う。つまり、ワグナーを最初は利用した後で殲滅するというのはロシア政府(プーチン)の既定方針だったのではないか。それを残酷とか非道というのは政治に無知すぎる。戦争は政治の中でも非道の極みなのである。冷酷ではなく、冷徹と言うべきだろう。

あさりよしとお曰く

『おもねる』 人の気に入るように振る舞う。へつらう。 『わぐねる』 気に入らない事をされ続けて、ぶち切れる。逆らう。

【NHKニュース速報 02:50】
モスクワ向かう部隊引き上げさせている
ワグネル代表プリゴジン氏が主張


(以下引用)

2023.06.25

 
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類

 ベラルーシでの報道によると、同国のアレクサンドル・ルカシェンコ大統領と6月24日に話し合ったエフゲニー・プリゴジンはロシアにおけるワグナー・グループの行動を中止することに同意したという。ロシア軍は軍事蜂起した部隊に対し、手遅れになる前に降伏するよう呼びかけていた。



 ワグナー・グループ創設の背後にはロシア軍参謀本部の第1副本部長を務めているウラジーミル・ステパノビッチ・アレクセーエフ中将がいると言われ、今年5月4日からミハイル・ミジンチェフ上級大将がワグナー・グループの副司令官を務めている。ミジンチェフの副司令官就任は同グループ内に不穏な動きがあったからかもしれない。



 プリゴジンに従った兵士は限られているだろうが、それだけでなくロシア国内で彼らに同調する人がほとんどいない。つまり孤立無縁の状態で、ロシア軍の治安部隊が作戦を開始すれば短時間で制圧される可能性が高い。NATOの軍事演習「エア・ディフェンダー23」を利用した何らかの作戦があったのかもしれない。



 その一方、プリゴジンの蜂起はロシア国外に逃れているオリガルヒは支援を表明している。その代表格がミハイル・ホドルコフスキー。ソ連時代、彼はコムソモール(全ソ連邦レーニン共産主義青年同盟)の指導者だった。



 1989年にはロシアの「モデル」をニューヨークへ送るビジネスを始めたリチャード・ヒューズなる人物のため、ホドルコフスキーは出国ビザを手に入れている。彼にはKGB人脈があった。(Michael Gross “From Russia with Sex”, New York, August 10, 1998)その年に彼は銀行設立のライセンスを取得、メナテプ銀行を設立。後にCIAから「世界で最も腐敗した銀行のひとつ」と言われている。(The Village Voice, September 7, 1998)



 1995年には石油会社のユーコスを買収、中小の石油会社を呑み込んでいく。同時にモスクワ・タイムズやサンクトペテルブルグ・タイムズを出している会社の大株主になった。また西側の広告会社からアドバイスを受け、彼はジョージ・ソロスの「オープン・ソサエティ基金」をモデルにした「オープン・ロシア基金」を2002年9月にアメリカで創設、ヘンリー・キッシンジャーやジェイコブ・ロスチャイルド卿を雇い入れている。



 ユーコスは西側の銀行から数億ドルの融資を受けていたが、それ以外に強大な投資会社カーライル・グループからも資金を得ていたことが知られている。



 ホドルコフスキーが裏で手を握っていた相手はリチャード・チェイニーを含むアメリカの支配層で、ユーコスの発行済み株式のうち25から40%をアメリカの巨大石油会社であるエクソン・モービルとシェブロンへ売り渡そうとした。つまり、ロシアのエネルギー資源をアメリカが支配する仕組みを作り上げようとしていたのだ。(Natylie Baldwin & Kermit Heartsong, “Ukraine,“ Next Revelation Press, 2015)



 それに対し、ウラジミル・プーチンはオリガルヒに対し、クレムリンに従うように命令、その要求を飲めない富豪はロンドンやイスラエルなどへ脱出した。ロシアに残ったオリガルヒはロシア政府に従うことを承諾したわけだが、ホドルコフスキーは例外で、国内にとどまりながらクレムリンと対決した。そして2003年10月、ロシアの石油資源をアメリカの会社に売り渡す直前、彼は逮捕された。恩赦で釈放され、国外へ脱出したのは2013年12月のことだ。

拍手

PR

コメント

コメントを書く