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これからの日本のグランドデザイン 本論(1)産業と経済 追加5

これからの日本の産業と経済に関しては、前回で終わりにしようと思っていたが、ただのグランドデザインにしても、まだまだ不十分な気がするので、もう少し続ける。
これからの産業と経済を考察するために「針路盤」が指し示す海図区域は次のようなものだ。

1)貿易によって儲ける、ということは現在の世界状況から見て、可能性的に最小限にとどまる。
2)つまり、国内生産がそのまま国内消費となる経済システムを構築すべきである。(ほとんど鎖国経済である。)
3)上記の条件でありながら、生活水準を下げず、むしろ向上させる方向(手段)を見つけることは可能か。
4)その条件下で、通貨システムはどうあるべきか。たとえば、ドル基軸体制の下で3)は可能か。
5)同様に、金融システムはどうあるべきか。
6)その他の要件は何か。

まあ、要するに、自分の思考を進めていくために自分で仮に設定したガイドを羅針盤とか海図と言っているわけである。

で、「第一次産業をこれからの産業の核とする」というのが産業論の一応の解答、「国民の6割(数字は7割でも8割でもいい)を公務員にする」というのが経済論の一応の解答であった。

だが、これですべてが解決するわけではもちろんない。これは大きなデザインでしかないし、そのデザイン自体が間違っているかあるいは大きな不備がある可能性があるかもしれないから、ここで再度考察しておこう、というわけだ。
特に、「外貨獲得が無くて、国内経済が成り立つか」「公務員給与だけで国家財政が破綻するのではないか」という疑問が起こることは想定できる。
私の記憶が確かなら、GDPに占める輸出産業の割合は15%程度だったと思う。ということは、輸入産業の割合も同じくらいだろうから、合わせて30%が海外貿易であり、これはGDPのおよそ6割が個人消費(家計消費)だという事実と一致する。ということは、単純な考え方をすれば、海外貿易が無くなれば、日本のGDPは3割減少し、日本は3割貧乏になる、とほとんどの人は考えるはずである。
だが、本当にそうか。海外貿易をやっている企業が政府に納めている税金や従業員給与は確かに日本経済に寄与しているだろうが、では、それらの代わりに、国内だけの営業をする企業が同様の規模で誕生したらどうなるのか。それでも同じだけの税収があり、同じだけの雇用があることになるのではないか。たとえば、前から書いている「大規模農業工場」を作る、という話でもいい。
海外との貿易が日本を豊かにしている、というのは一種の幻想ではないか、と疑う必要があるのではないだろうか。(貿易による「文化輸入」も「(精神的)豊かさ」の増大ではあるが、それはここでは論じる必要はないだろう。)

確かに、中国などの経済的発展を見たら、海外からの投融資が後進国の経済を飛躍的に発展させるその凄まじさを感じざるを得ない。だが、これは、「カネを投入すれば経済は膨れる」というだけのことだ。今の日本に外国資本がカネを投入するどんな理由があるだろうか。
つまり、「外貨獲得」は、日本に関してはオワコンの概念ではないか、と私は考えているわけである。そもそも、低賃金労働者もいない、使える理系人材もいない、土地も無い、地下資源も無い、海は汚染されている、地震だらけである、老人だらけである、という国だ。まあ、漫画やアニメの先進国である、というだけが取り柄の国ではないか?

「外貨獲得」の問題については以上とし、次の回では「国民の半数以上を公務員にする」ことの可能性を論じてみたい。

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